7月10日(日本時間11日)から、ラスベガスにて『NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025』が始まった。
NBAサマーリーグとは、NBAのオフシーズンに行われる短期のリーグ戦であり、若手NBA選手やNBA実績の少ない他リーグの選手などが多く出場する。若手の実戦経験としての意味が大きく、また他リーグの選手にとっては活躍次第でNBAとの契約をつかむ場でもある。
今年のサマーリーグには、日本から河村勇輝(シカゴ・ブルズ)、富永啓生(インディアナ・ペイサーズ)、馬場雄大(ニューヨーク・ニックス)が参加している。本記事では、日本人選手達のサマーリーグでの活躍をまとめる。
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日本人選手の日別試合結果・成績・ハイライト(日付は日本時間)
7月20日(日)
河村勇輝:シカゴ・ブルズと2ウェイ契約
サマーリーグを終えた河村勇輝がシカゴ・ブルズとの2ウェイ契約を締結したと報じられた。ブルズは既に3人の2ウェイ契約選手を抱えていたものの、河村との契約のためにサマーリーグでも一緒にプレイしたガードのジャミア・ヤングの契約を解除した。サマーリーグでの顕著な活躍が契約に繋がったと報道されている。
OFFICIAL: We have signed Yuki Kawamura to a Two-Way contract.
— Chicago Bulls (@chicagobulls) July 19, 2025
Let's keep it going, @KawamuraYuki! 🇯🇵 pic.twitter.com/GHQdS4IumV
馬場雄大(ニックスvsウィザーズ):15分出場、1リバウンド、3アシスト
スターターでの出場は叶わなかったものの、今サマーリーグで2番目に長い15分のプレー時間を獲得。積極的にゴールを狙うもFGは0/4という結果に終わった。しかし、アシストを3つ決め、得点以外の攻撃能力でインパクトを残した。
サマーリーグ最終戦🔥馬場がナイスアシストを決める👏#NBARakuten #NBAJPNxSUMMER #NBA2KSummerLeague #NBAJPN pic.twitter.com/JxqP9Zksdk
— NBA Japan (@NBAJPN) July 19, 2025
7月19日(土)
富永啓生(ペイサーズvsペリカンズ):19分7秒出場、12得点、1リバウンド
スターターとして出場。試合序盤から3ポイントを積極的に狙い、試合を通して2本(25%)決めた。また、3ポイントだけでなくドライブからの得点も決め、フリースローも2本中2本成功するなど多彩な攻撃能力をアピールした。
#富永啓生 のサマーリーグ最終戦🔥
— NBA Japan (@NBAJPN) July 19, 2025
本日初得点は代名詞のスリー‼️💥#NBARakuten #NBAJPNxSUMMER#NBA2KSummerLeague #NBAJPN pic.twitter.com/U0udNlJzS4
河村勇輝(ブルズvsジャズ):26分37秒出場、20得点、10アシスト、2スティール
今サマーリーグ最後の試合でベストパフォーマンスを見せた。3ポイント6本(67%)を含む20得点、10アシストのダブルダブルを記録。前半はベンチから出場したものの、後半はスタートから起用された。河村は今年のサマーリーグで5試合平均9.6得点、6.6アシスト、2.4リバウンド、2.2スティールという成績を残した。
🏀 FRIDAY'S FINAL SCORES 🏀
— NBA (@NBA) July 19, 2025
Yuki Kawamura's 20 points and 10 assists secures the @chicagobulls win in #NBA2KSummerLeague action!
Cody Williams: 26 PTS, 5 REB, 5 3PM
Javon Freeman-Liberty: 22 PTS, 9 REB, 6 AST
Caleb Grill: 18 PTS, 7-13 FG https://t.co/7iWqlWHuI8 pic.twitter.com/QNLDXR9cG9
7月18日(金)
ペイサーズ(富永啓生所属)vs ニックス(馬場雄大)
富永啓生:12分26秒出場、3得点
2クォーターと4クォーターに出場。4クォーター残り7分48秒にはドライブからファールを貰い、フリースローを決め今サマーリーグ初得点を決めた。残り4分25秒にはドライブからフィールドゴールを成功。持ち味のスリーポイントは決められなかったものの(2本試投)、オフェンス力とその積極性をアピールした。
富永啓生がサマーリーグで初フィールドゴール🔥🔥#NBARakuten #NBAJPNxSUMMER #NBA2KSummerLeague #NBAJPN pic.twitter.com/i0UnoqcfIh
— NBA Japan (@NBAJPN) July 17, 2025
馬場雄大:27分36秒出場、9得点、1リバウンド、1アシスト
今サマーリーグ初の先発出場。得点の内訳は3ポイント1本(33%)、2ポイントショットが3本(80%)である。得点に加え、ディフェンス面でも高い強度を保ちインパクトを残した。第4クォーター6分43秒の場面では、スティールからレイアップを決めた。
馬場が一瞬の隙をついてスティール▶️自らシュートへ💪#NBARakuten #NBAJPNxSUMMER #NBA2KSummerLeague #NBAJPN pic.twitter.com/qK9LZ338Rm
— NBA Japan (@NBAJPN) July 17, 2025
また、待望の日本人対決が実現。第2クォーター残り6分9秒、富永啓生の途中出場で馬場雄大との同時出場が実現し、マッチアップする場面も見られた。第4クォーターでは開始から両選手が登場した。残り6分11秒に馬場が一度ベンチに下がったが、残り2分53秒に再登場し、残り2分28秒に富永がベンチに下がるまで競演している。
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7月17日(木)
河村勇輝(ブルズvsバックス):24分3秒出場、9得点、6アシスト、2スティール
得点の内訳はスリーポイントは1本(33%)、2ポイントは3本(50%)であった。特に4Qで素晴らしい成績を残し、4Qだけで4つのアシスト、1本のスリーポイントを決め、チームの逆転勝利に貢献した。現在、ブルズはサマーリーグを通して2勝2敗の成績を残しており、20日以降のトーナメント戦には出場できないことが決定しているため、19日の対ジャズ戦がサマーリーグで最後の試合となる。
河村勇輝が第4Qに連続アシストで魅了 3Pも沈めるなどブルズ連勝に貢献|NBAサマーリーグ2025
Yuki Kawamura makes plays happen.
— Chicago Bulls (@chicagobulls) July 17, 2025
9 points, 6 assists, 2 steals in his 4th Summer League game. pic.twitter.com/kKeuIvWQ0A
7月16日(水)
馬場雄大(ニックスvsネッツ):出場なし。
7月15日(火)
ブルズ(河村勇輝所属)vs ペイサーズ(富永啓生所属)
河村勇輝:27分46秒出場、15得点、10アシスト、3スティール
ダブルダブルの大活躍。過去2戦では不調だったシューティングについても修正し、スリーポイントだけでなくジャンプショットでも得点を重ねた。前半だけで9得点7アシストを記録し、試合を通してアグレッシブな姿勢で得点・アシスト両方を量産した。河村の活躍によりシカゴ・ブルズはチームとしてパスが回るようになり、サマーリーグ初勝利の立役者となった。
- 河村勇輝がダブルダブルの活躍でブルズ勝利に貢献 富永啓生所属のペイサーズ相手に初白星|NBAサマーリーグ2025
- サマーリーグ参戦中の河村勇輝に賛辞 「マジック・ジョンソンのようなパス」「ブルズで最も楽しくて目が離せない」
Another night of Yuki Magic 🪄 pic.twitter.com/Xc3eOj5itc
— Chicago Bulls (@chicagobulls) July 15, 2025
富永啓生:出場なし。
Bigger than basketball ❤️🇯🇵@KawamuraYuki x @KeiseiTominaga pic.twitter.com/DoXgv2lSBH
— Chicago Bulls (@chicagobulls) July 15, 2025
念願の日本人対決は叶わなかったものの、試合の前後には会話をする2人の姿も見られた。また元日本代表の帰化選手としても活躍したニック・ファジーカスも試合会場に訪れており、日本人選手達の交流が見られた。
試合前のウォーミングアップの時、富永選手も河村選手もどなたかに手を振っていて、誰かと思ったら、ファジーカスさんでした。自らがウォーミングアップしていたところから近い関係者の席にファジーカスさんがおり、河村選手が挨拶に。 pic.twitter.com/Rbs2uMWUfC
— Akiko Yamawaki (@Akiko_LA) July 14, 2025
7月14日(月)
馬場雄大(ニックスvsセルティックス):2分50秒出場、5得点
第4クォーター残り2分50秒から出場。相手のターンオーバーから速攻を仕掛け、レイアップシュートを決めた。積極的に攻める姿勢を見せ、フリースローを獲得し1点を追加。さらに味方のアシストから2点を決めると、流れのままに相手のオフェンスファールを誘うテイクチャージを決めた。会場は大きく湧き上がり、場内からはBabaコールが。
7月13日(日)
河村勇輝(ブルズvsキングス):21分14秒出場、4得点、5アシスト、3スティール
得点はスリーポイントが1本(25%)、フリースローが1本(50%)。シューティングには引き続き修正が求められるものの、多様なパスで相手を翻弄し、ハイライトプレーをいくつも残した。特に第2クォーター残り16秒で決めたビハインドバックパスによるアシストはNBA公式に取り上げられるほどの注目を浴びた。
また、ディフェンス面においてもその俊敏さを生かして3スティールの活躍を残した。
河村がビハインドザバックでアシスト成功👏会場も大いに盛り上がる📣#NBARakuten #NBAJPNxSUMMER #NBA2KSummerLeague #NBAJPN pic.twitter.com/5kZnyySLtW
— NBA Japan (@NBAJPN) July 13, 2025
富永啓生(ペイサーズvsサンダー):1分50秒出場、0得点
第4クォーター残り1分50秒から途中出場。右ウイング付近でボールを貰いすかさずスリーポイントシュートを放ったが、惜しくも外れ無得点に終わった。
7月12日(土)
馬場雄大(ニックスvsピストンズ):1分31秒出場、2リバウンド
4クォーター残り1分31秒から出場し、オフェンスリバウンドを取るなど、積極的な姿勢でインパクトを残した。
河村勇輝(ブルズvsラプターズ):19分47秒出場、3得点、4リバウンド、2アシスト
フィールドゴールは1/6 とシュートタッチに苦しんだが、持ち前のスピードと高いパス能力を発揮した。
7月11日(金)
富永啓生(ペイサーズvsキャバリアーズ):出場なし。
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