6月8日、中央競馬の上半期マイル王決定戦、第75回安田記念(G1)が開催される。
ここでは、昨今話題のAIチャットボットサービスを用いて今年の安田記念の1着馬、2着馬、3着馬の予想を出力。先週の日本ダービーではなんとGeminiで予想した1着〜3着でピッタリ決着!今週もAIの特大の一発に期待したい!
Gemini大活躍の日本ダービーAI予想の回顧記事はこちら!
AIに質問した内容
今回も日本ダービーに引き続き、Open AI社のChat GPT、X社のGrok(グロック)、Google社のGemini(ジェミニ)を用いて安田記念を予想。それぞれチャットボットには出走馬に関する情報を与えた上で、安田記念の1着から3着までの独自の予想を根拠を提示するとともに出力するよう質問した。チャットボットに与えた情報の詳細は以下の通り。
- 枠順
- 血統
- 通算成績
- 前走成績
- 鞍上
- 調教師
Chat GPTの予想
先週はクロワデュノールこそ予想に含めていたものの全く振るわずのChat GPT。広く名の知れるチャットボットだからこその意地を見たい今週の予想はこちら。
- 1着:ソウルラッシュ
- 2着:トロヴァトーレ
- 3着:ロングラン
1着には国内外で大活躍を続けるソウルラッシュを指名した。前走ドバイターフは先団やや後ろから進め直線徐々に先頭のロマンチックウォリアーとの差を縮めると最後は0.01秒差の差し切り勝ち。世界で示した脚を東京コースでも活かすことに期待したようだ。
2着はトロヴァトーレの予想。マイルに主戦場を移してからは5戦4勝の2着1回と適性の高さを示しており、前走はダービー卿チャレンジトロフィーを制覇。その前走で内を上手くすくった立ち回りの巧みさからこの評価となったとのこと。
3着予想にはロングランを指名。7歳になってさらにパフォーマンスを上げていて、前走マイラーズカップでは速い時計に対応し勝利。土曜日時点の単勝オッズでは15番人気とかなりの大穴だが、AIの大胆予想が飛び出した。
Grokの予想
日本ダービーは皐月賞の1〜3着と全く同じ着順の予想を出力したGrok。クロワデュノールとマスカレードボールの好走はあったが、1着予想したミュージアムマイルが誤算だった。世代戦から古馬G1に条件が変わってピリッとした指名を期待したい今週の予想はこちら。
- 1着:シックスペンス
- 2着:ソウルラッシュ
- 3着:ジャンタルマンタル
Grokの本命はシックスペンス。最内枠を引き当て、鞍上のルメールも東京を得意とするトップジョッキー。前走は7着と掲示板外に敗れたが今回は距離短縮が良い方に転ぶと踏み、安田記念は4歳勢の勝率が高いことにも言及した。
Chat GPTの本命ソウルラッシュはここでは2番手評価。やや外目の枠に入ったことは不安材料としたが、ドバイで示した持続力のある末脚で好勝負は可能と見た。
3着には昨年12月以来のレースのジャンタルマンタルを予想。前走は香港で思わぬ大敗を喫したものの国内に戻れば巻き返しは可能とGrokはジャッジ。中枠から川田が上手く導くことがキーだとした。
Geminiの予想
前述の通り先週の日本ダービーでは1着クロワデュノール、2着マスカレードボール、3着ショウヘイの予想で見事な的中を披露したGemini。2週連続の大仕事に期待がかかる今週の予想はこちら。
- 1着:ソウルラッシュ
- 2着:ジャンタルマンタル
- 3着:シックスペンス
Geminiの1着予想はソウルラッシュ。前走ドバイターフ1着の実績は他の出走馬と比べ抜けており、7歳でありながらトップコンディションを維持し続ける強豪を信頼した。安田記念には過去3度の出走で毎年着順が上がっていると指摘し、成長曲線がピークに達したここで1着があってもという見解のようだ。
対抗はジャンタルマンタル。東京マイルのG1のNHKマイルカップを勝利していることから適性を評価した模様。得意のコースに戻れば再び好走は可能として、香港での大敗は評価を下げるには早計と判断。ソウルラッシュを打ち破る一番手として名前を挙げた。
3番手評価はシックスペンス。Grokも1着予想の根拠とした通り1枠1番の絶好枠に入ったことが大きく、名手ルメールの騎乗でロスなく立ち回って馬群を捌いてくる走りを想定しているとのこと。距離延長も歓迎とジャッジし、父キズナと母系のスピード色を鑑みてもマイルで才能を開花させる可能性はあると見たようだ。
各AIの予想の考察
やはりどのAIも現役トップマイラーのソウルラッシュを信頼して連対予想としていたが、その他2頭はややバラけた形となった。特にChat GPTは前走勝利でG1に乗り込むトロヴァトーレ、ロングランを評価。比較的「堅い」予想を行うことの多いAIだが、ここは思わぬ穴予想を披露した。
気になるのはGrokが本命に挙げたシックスペンス。2,000メートルでは振るわずだったものの、マイルは2歳時に2戦2勝を挙げている距離。1,800メートルで重賞を3勝していることからG1レースでの適性の判断が難しい馬ではあるが、Geminiが根拠として出力した通り血統の字面はマイルに向いてもおかしくない。今年の安田記念は取捨の難しい混戦模様なだけに、AIの意見を取り入れてみるのも悪くなさそうだ。
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