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安田記念2025予想・買い目|ソウルラッシュを3連単2着固定の計20点勝負

一野洋 Hiroshi Ichino

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春のマイル王を決める安田記念が8日に東京競馬場で行われる。今年も実力伯仲の混戦模様だが、ここで注目したいのが「血統」と「レース実績」の2つの視点。スピードと底力が問われる東京芝1600mという舞台では、思わぬ伏兵の激走も珍しくない。今年は、この2つの条件に合致する“爆発候補”がいる。

予想

東京マイルで存在感を放つ「フレンチデピュティの血」

東京マイルG1では、フレンチデピュティの血を持つ馬がしばしば好走している。

たとえば昨年(2024年)の安田記念では、母父クロフネ(=父がフレンチデピュティ)のガイアフォースが4着と善戦。さらに遡れば、クロフネ産駒のホエールキャプチャ(父クロフネ)は、同じ舞台のヴィクトリアマイルで2012年に1着、2013年に2着と連続好走を果たしている。フレンチデピュティ系は東京の長い直線でもバテずに伸びる持続力と、勝負所で鋭く反応できる“加速力”を備えており、道中の位置取りや流れ次第で突如弾けるのが特徴だ。

今年の出走馬では、ガイアフォース、ダディーズビビッド(母父フレンチデピュティ)、ジュンブロッサム(母父クロフネ)が該当。ガイアフォース以外は初出走だが、この3頭のどれかに好走があっても何ら不思議ではない。特にジュンブロッサムは、安田記念と同じ舞台で行われた昨年10月の富士ステークス(G2/芝1600m)でソウルラッシュを破って初重賞を制覇しただけに侮れない存在だ。

朝日杯 or 皐月賞で輝いた“早熟型”、その後の低迷を経て一変!

もう一つの狙い目は、クラシック路線で実績を残したものの、その後は伸び悩んだタイプ。特に朝日杯フューチュリティステークス(G1/芝1600m)と皐月賞(G1/芝2000m)での好走歴が鍵だ。

グランプリボスは、2010年の朝日杯覇者。その後の成績は今一つだったが、2012年に13番人気で2着に好走。2014年の安田記念でも16番人気ながら2着に激走した実績がある。アドマイヤコジーンは、1998年の朝日杯を勝った後しばらく鳴かず飛ばずだったが2002年の安田記念でG1を再び戴冠。さらに言えば、2013年の皐月賞馬ロゴタイプも、その後は低迷期があったものの、2016年の安田記念で復活の勝利を飾り、2017年も2着に入り、いずれも8番人気で好走した。

ポイントは、「早い時期にG1を勝った=完成が早かった馬」でも、東京マイルの厳しい持続戦なら、能力の“底”だけで馬券に絡む可能性があるという点。

今年は、エコロヴァルツ(朝日杯2着)やシャンパンカラー(NHKマイルC勝ち)、ジャンタルマンタル(朝日杯1着)の3頭が該当する“早熟系”だ。さらに、トロヴァトーレは、今年の天皇賞春で1~3着を独占した“強い4歳世代”だ。強い世代という背景も含め、妙味は十分だ。

買い目

ソウルラッシュの2着付けで狙う爆発の一撃

実績・安定感ともに光るのはソウルラッシュ。昨年の安田記念3着以降、マイルチャンピオンシップ(G1/芝1600m)、ドバイターフ(G1/芝1800m)とG1を2勝して充実期を迎えている。7歳だがキャリア25戦で、馬はまだまだ若い。ただし、ドバイ帰りを考慮して軸は2着固定が面白い。そこへ、爆発力を秘めた6頭を絡めて勝負する。

【3連単フォーメーション(30点)】

  • 2着固定:ソウルラッシュ
  • 1・3着:ガイアフォース、エコロヴァルツ、シャンパンカラー、ジャンタルマンタル、トロヴァトーレ、ジュンブロッサム

東京芝1600mは、“適性”と“血統”が結果を分ける舞台。混戦ムードのなか、血と記憶を頼りに勝負をかけてみたい。


安田記念2025概要

  • レース名(グレード):第75回安田記念(G1)
  • 開催:3回東京2日
  • 開催日:2025年6月8日(日)
  • 発走時刻:15:40
  • 競馬場:東京競馬場(東京都府府中市)
  • 距離:芝2400m
  • 条件:3歳以上 オープン(国際)(指定) 定量

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安田記念2025の出走馬と枠順

枠・馬番/馬名/性齢/負担重量/騎手/厩舎

  • 1枠1番/シックスセンス/牡4/58.0/C.ルメール/国枝栄(美浦)
  • 1枠2番/ダディーズビビッド/牡7/58.0/池添謙一/千田輝彦(栗東)
  • 2枠3番/マッドクール/牡6/58.0/坂井瑠星/池添学(栗東)
  • 2枠4番/ウインマーベル/牡6/58.0//松山弘平/深山雅史(美浦) 
  • 3枠5番/レッドモンレーヴ/牡6/58.0/M.ディー/蛯名正義(美浦)
  • 3枠6番/グラティアス/牡7/58.0/横山和生/安田翔伍(栗東)
  • 4枠7番/ガイアフォース/牡6/58.0/吉村誠之助/杉山晴紀(栗東)
  • 4枠8番/エコロヴァルツ/牡4/58.0/M.デムーロ/牧浦三徳(栗東)
  • 5枠9番/シャンパンカラー/牡5/58.0/内田博幸/田中剛(美浦)
  • 5枠10番/ジャンタルマンタル/牡4/58.0/川田将雅/高野友和(栗東)
  • 6枠11番/サクラトゥジュール/せん8/58.0/D.レーン/堀宣行(美浦)
  • 6枠12番/ロングラン/せん7/58.0/岩田康誠/和田勇介(美浦)
  • 7枠13番/ソウルラッシュ/牡7/58.0/浜中俊/池江泰寿(栗東)
  • 7枠14番/ウォーターリヒト/牡4/58.0/菅原明良/石橋守(栗東)
  • 7枠15番/ホウオウリアリティ/牡7/58.0/丹内祐次/井上智史(栗東)
  • 8枠16番/トロヴァトーレ/牡4/58.0/横山武史/鹿戸雄一(美浦)
  • 8枠17番/ジュンブロッサム/牡6/58.0/武豊/友道康夫(栗東)
  • 8枠18番/ブレイディヴェーグ/牝5/56.0/戸崎圭太/宮田敬介(美浦) 

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一野洋 Hiroshi Ichino

青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。