【セレクトセール2025】2日目・当歳馬セッション注目ポイント 初年度イクイノックス産駒が登場!

加藤雅大 Masahiro Kato

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(Jiji Press)

日本最大級のサラブレッドのセリ市「JRHAセレクトセール2025」は、昨日1歳セッションが大盛況のうちに終了。キタサンブラック産駒「モシーンの2024」と「ノームコアの2024」が4億超での取引。合計42頭が1億円を超え、落札総額155億4600万円は1歳セールのレコード記録更新となった。

セレクトセール2日目となる本日は当歳セッションが開催。イクイノックスの初年度産駒をはじめ、注目の血統馬が続々登場する。

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初年度イクイノックス産駒が登場

今年の当歳セッションで最大の注目を集めているのが、イクイノックスの初年度産駒。G1を6勝あげた歴史的名馬が2024年から種牡馬入りし、当歳馬がセレクトセール初上場。注目は、「ミッドナイトビズーの2025」。母は米G1を5勝した名牝で、設定されたリザーブ価格はセール最高額の1億円。当歳セッション最大の目玉だ。

そのほか、昨年5億超で落札された「コンヴィクションⅡの2023(競走馬名:サガルマータ)の半妹にあたる「コンヴィクションⅡの2025」など24頭が上場する。

キタサンブラック産駒が1歳セッションに続き億超え連発なるか

昨日の1歳セッションでは、「モシーンの2024」がこの日最高額となる税抜4億2000万円で取引。上場したキタサンブラック産駒の11頭中10頭が、億超えと脅威の記録を残したが、当歳セッションでも注目度は抜群。

当歳セッションでの最注目は「チェロキーメイドンの2025」。いとこには三冠馬コントレイルがいる血統で期待の素質馬。当歳13頭の中で、何頭が億超えとなるか。

その他コントレイル産駒や初年度タイトルホルダー産駒が登場

その他、三冠馬コントレイルの産駒は、半兄にキタサンブラックを持つ「シュガーハートの2025」や、半姉に三冠牝馬デアリングタクトを持つ「デアリングバードの2025」など、注目の良血馬が並ぶ。1歳セッションでは「パリスビキニの2024」の税抜2億8000万円など7頭が億超えの取引。当歳セッションでも億超え候補が多数ラインナップされている。

さらに今年は、G1を3勝したタイトルホルダーの初年度産駒が4頭上場。注目は「ブレッシングテレサの2025」。叔父には豪G1・コーフィールドCを制したアドマイヤラクティや函館記念覇者のアドマイヤジャスタがいる良血馬。ドゥラメンテの後継種牡馬となるタイトルホルダーの産駒にどれだけの値が付くか注目が集まる。

他にも当歳セッションには、注目馬が多数上場。昨日落札総額を更新した1歳セッション以上に、札束の殴り合いとなるか。

セレクトセール2025 当歳馬セッション 注目

上場番号317番「ブレッシングテレサの2025」牡馬 父:タイトルホルダー おじ:アドマイヤラクティ

上場番号327番「シュガーハートの2025」牡馬 父:コントレイル 半兄:キタサンブラック

上場番号344番「ミッドナイトビズーの2025」牡馬 父:イクイノックス

上場番号363番「デアリングバードの2025」牡馬 父:コントレイル 半姉:デアリングタクト

上場番号364番「リッスンの2025」牡馬 父:スワーヴリチャード 半兄:サトノルークス

上場番号458番「コンヴィクションⅡの2025」めす 父:イクイノックス

上場番号492番「チェロキーメイドンの2025」めす 父:キタサンブラック いとこ:コントレイル

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加藤雅大 Masahiro Kato

スポーティングニュース日本版コンテンツライター。愛知県出身。大学卒業後、テレビ局でスポーツ番組の制作に携わり、幅広い競技に関わる中でスポーツの奥深さに魅了される。現在はスポーツライターとして活動しており、競馬を中心に、野球やサッカーも担当。レースや試合の展望はもちろん、データや戦術、駆け引きといった要素にも注目。多角的な視点からスポーツの魅力を伝える。