[杉浦大介コラム第25回]ドラフト1位指名アンドリュー・ウィギンスが語る“夢が叶った瞬間”
6月26日、ブルックリンのバークレイズ・センターで行なわれたNBAドラフトで、クリーブランド・キャバリアーズから全体1位指名を受けたのはアンドリュー・ウィギンス(カンザス大)だった。類い稀な身体能力を備え、何年も前からドラフト上位指名でのプロ入りが確実と目されてきた、とびきりの好素材だ。そのオールラウンドなスタイルはトレイシー・マグレイディーとも比較されるほど。この4年間で3度目の全体1位指名権を手にしたキャブズがウィギンスを指名したことにも、まったく驚きはなかった。壇上でアダム・シルバーNBAコミッショナーと握手したウィギンスは、その後に全体会見の会場に笑顔で登場。一度見たら誰もが忘れられないであろう派手なスーツを身に纏い、集まったメディアの質問に歯切れ良く答えた。