イタリアのメディアは、ミランがクラブ・ブルージュと合意し、アルドン・ヤシャリを獲得すると報じた。
昨季のベルギーリーグでMVPに選ばれた23歳は、今夏を通じてミラン移籍が取りざたされてきた。他リーグのビッグクラブからも関心を寄せられたが、選手はミランひと筋だったと言われている。
『Gazzetta dello Sport』紙によると、移籍金は3400万ユーロ(約58億1400万円/1ユーロ=171円換算)。さらに300万ユーロ(約5億1300万円)のボーナスがつき、総額で3700万ユーロ(約63億2700万円)にのぼるという。
同紙によれば、ミランが4000万ユーロ(約68億4000万円)以上を支払ったのは、レオナルド・ボヌッチとマヌエル・ルイ・コスタのみ。このことだけでも、期待の大きさがうかがえる。
当然、重圧も計り知れない。そこで比較されるのが、同じクラブ・ブルージュからミランが大金を投じて獲得したが大成しなかったシャルル・デ・ケテラーレだ。移籍先のアタランタでは開花したが、サン・シーロでは期待に見合う結果を残せなかった。
それでも、ミランOBのファビオ・カペッロは、『Gazzetta dello Sport』紙で「将来的にこのポジションのトップになるポテンシャルがある」と、ヤシャリに期待を寄せた。それほど見たことはないと認めつつ、「ミランにふさわしい補強」になると予想している。
デ・ケテラーレとの比較については、気質の面で違うのではないかと話した。
「ピッチで見る限り、何も恐れないという印象だ。デ・ケテラーレは故郷のブルージュから出たことがなかった。だが、ヤシャリはアルバニアのルーツを持つスイス人だ。状況が違う」
「彼はすでにスイスからベルギーに行っている。自分を知らないところで力を示す必要があったんだ。そこで彼はリーグMVPになった。欧州チャンピオンズリーグでもうまくやった」
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