ブライアン・エンベウモは、ブレントフォードが4年前に昇格して以来、プレミアリーグで最も安定したアタッカーの一人に成長した。
このフォワードは、ウイングでも中央でもプレー可能で、2024-2025シーズンには20ゴール7アシストを記録し、トーマス・フランク監督率いるチームの10位フィニッシュに貢献した。シーズンを通して彼より多くゴールを決めた選手は3人しかいない。
エンベウモのパフォーマンスは多くのクラブの関心を引き、マンチェスター・ユナイテッドもその一つで、ここ数週間にわたり彼の獲得に向けて動いている。ユナイテッドは、ルベン・アモリム新監督の下で2024/25シーズンの失態を払拭するための戦力補強を進めている。
一時は交渉が停滞しているように見えたが、7月17日、スポーツライターのデイビッド・オーンスタイン氏がユナイテッドが新たなオファーを提示したと報じた。このオファーはクラブおよび選手双方が十分だと期待する内容であり、取引はユナイテッドのプレシーズンのアメリカ遠征前にまとまる見通しが高い。
ブレントフォードはこのスター選手の売却で大きな利益を得ることになり、エンベウモ本人も大幅な給与アップを見込んでいる。
エンベウモの移籍金:マンチェスター・ユナイテッドのオファーはいくらか?
デイビッド・オーンスタインによれば、7月17日時点でユナイテッドはエンベウモに対して6500万ポンド(8710万ドル)+ 最大500万ポンド(670万ドル)のボーナスというオファーを提示している。
このオファーが出るまでには長期間の膠着状態があった。ユナイテッド側は、たとえ彼が最重要ターゲットだったとしても、割高な支払いを避けたい構えを見せていた。一方、ブレントフォードは市場価値に見合った金額を確保したい考えだった。
スポーツ解説者のベン・ジェイコブズ氏によれば、ユナイテッドがエンベウモ獲得に向けてブレントフォードと交渉を始めたのは6月4日で、その時点でブレントフォードは、ムベウモの契約期間と年齢を考慮し、マテウス・クーニャに支払われた6250万ポンド(8370万ドル)に近い額を要求していた。
ブレントフォードはエンベウモにいくら支払ったのか?
ブレントフォードは2019年8月5日、まだチャンピオンシップ(イングランド2部)所属だった当時にトロワからエンベウモを獲得した。報道によれば移籍金は580万ポンド(700万ドル)で、当時のクラブ最高額だった。この金額はプレミアリーグ昇格を目指すクラブの意気込みを反映していた。
その投資は結果的に大成功となった。エンベウモは2019/20および2020/21シーズンにEFL年間最優秀若手選手賞にノミネートされ、後者のシーズンにはブレントフォードの昇格に貢献した。それ以降、彼は後退することなく成長を続けている。
エンベウモの契約と年俸
Capologyによれば、エンベウモのブレントフォードでの年俸は約234万ポンド(314万ドル)で、週給に換算すると4万5000ポンド(6万410ドル)となる。
一部では、ムベウモがユナイテッド移籍にあたり週給25万ポンド(33万8000ドル)を希望しているとされたが、その額が支払われる可能性は低く、実際には週給15万ポンド(20万1000ドル)程度が現実的と見られている。
エンベウモの出身地は?
エンベウモは1999年8月7日、フランス東部のアヴァロンで生まれた。
ユースレベルではフランス代表としてプレーしていたが、A代表では父親の出身国であるカメルーンを選んだ。
エンベウモの年齢
エンベウモは2025年8月7日に26歳になる。これはプレミアリーグ2025/26シーズン開幕のちょうど1週間前である。
原文:Bryan Mbeumo transfer fee: How much will Man United pay and what did Brentford sign him for?
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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