【元競馬記者が予想】スパーキングレディーカップ2025予想・買い目|印は4つと絞った予想を披露!

阿部泰斉 Taisei Abe

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7月9日(水)、川崎競馬場でスパーキングレディーカップ(Jpn3、ダート1600メートル、牝馬限定)が行われる。3年前の勝ち馬ショウナンナデシコは同年JBCレディスクラシック3着に。2年前の覇者レディバグは同年南部杯で3着に入るなど、秋の古馬ダートJpn1戦線を占う貴重な重賞競走だ。

今年は重賞連勝中でデビュー以来馬券圏内を外したことのないテンカジョウ(牝4、岡田、父サンダースノー)、昨年JBCレディスクラシックを制したJpn1馬のアンモシエラ(牝4、松永幹、父ブリックスアンドモルタル)など実力馬たちが名を連ねた。

ここではレースの予想のポイントと予想、買い目を紹介する。2025年スパーキングレディーカップの攻略ポイントはどこか。しっかりチェックしてほしい。


スパーキングレディーカップ2025予想のポイント

ポイント①コース形態

舞台の川崎競馬場は左回りのコース。直線距離400メートル(ゴールまでは300メートル)と短めで、1週1200メートルと小回りのコース設定だ。ペース次第にはなるが、基本的には差しは届きづらい。「左回りが得意な馬」「逃げ・先行馬」を中心に買いたい。

また、距離が1600メートルながらワンターンではなく、コーナーを4つ周る競争になる。コーナリングが2回あって急な角度な分〝コーナーで減速する馬〟や差し馬の中でも〝3角から長い脚を使いたいが加速しきれずに力を発揮できない馬〟が出てくる。過去のレース映像をチェックして得意・不得意を洗い出したい。


ポイント②開催時期

夜の開催で日中よりも気温は低いが、それでも真夏の関東開催。夏場での過酷な状況でトレーニングを積んでからの出走になるため、夏に強い馬を買いたい。

また、秋のダート牝馬古馬戦線を占うとは言え各Jpn1競走まで月日が離れている。勝ちにいく馬なのか、本番を見越した挑戦の馬なのかは慎重に見極めたい。


スパーキングレディーカップ2025予想

本命◎③アンモシエラ

アンモシエラが重賞3勝目を手にする。

近3走は勝ち星から遠ざかっているが、負けにすべて理由がある。前走エンプレス杯はレースを見てわかる通り、距離が長かった。2走前フェブラリーSは牡馬混合のスーパーハイレベル​競走で牝馬には出番はなかった。​​​​​3走前は負けた相手が現ダート牝馬トップクラスの実力馬・オーサムリザルトなら、1馬身差の2着は高評価に値する。

キャリア4戦のうち3勝が良馬場での勝利。砂厚の深い船橋競馬場のブルーバードCでも勝利している通り、時計の掛かる良馬場でこそ力が発揮できる。今回はパサパサの良馬場での出走となりそうなことに加え、メンバー構成を見ても楽にマイペースが刻める。秋のJpn1級競争に向けてここを勝利し、いい夏休みに入りたいところだ。


対抗〇⑨テンカジョウ

今メンバートップの実力馬はこの馬だろう。前走でオーサムリザルトに勝利するなど、今秋国内ダート牝馬路線の主役候補に堂々と名乗りを上げた。

それでも、今回は500メートルの距離短縮に加えて初のマイル戦参戦。ペースに対応しきれるかがポイントに挙がる。前走のエンプレス杯では3角~4角のコーナリングで加速しきれなかった点をみると、川崎が万全の力を出せる競馬場とは言い切れない。

3走前のクイーン賞では斤量が同馬より2キロ重かった◎アンモシエラに先着を許し、今回は同じ58.0キロに。この点も大きな壁となりそうだ。

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その他注目馬

⑧ネバーモアは重賞挑戦2走目でまだまだ上積みに期待できる。距離短縮もプラスに働きそうで、オッズ的にもおいしそうだ。

⑦フェブランシェは今回の地方勢で一番の実力馬。馬場が湿った方が実力が発揮できそうで、ひと雨欲しかった。


スパーキングレディーカップ2025の印​

◎②アンモシエラ

〇⑨テンカジョウ

▲⑧ネバーモア

☆⑦フェブランシェ


スパーキングレディーカップ2025の買い目

単勝③

馬単③→⑨⑧⑦(3点)

馬連③ー⑨⑧⑦(3点)

それぞれ③と⑨の馬券を手厚く、計7点で勝負する。

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阿部泰斉 Taisei Abe

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。法大を卒業後、スポーツ新聞社に就職。アマチュア野球、競馬の担当を経て2024年に退職。現在はお笑い芸人として日々鍛錬を積んでいる。新聞社時代、野球担当では高校までの野球部経験を活かして甲子園取材を経験。競馬担当では美浦トレーニングセンターでの日々の調教から、競馬場でのレース取材まで幅広く担当。結果を出す馬の特徴を研究した。