競馬予想において、「前走成績」だけで取捨選択するのは危険。馬柱では見えない敗因、たとえば展開・進路・馬場バイアス・枠順不利などが、凡走の原因だったケースは少なくない。
先週は記事推奨アロマデローサ(8番人気・単勝12.3倍)が見事1着。敗因をしっかりと分析した上で、今回の好走を読み取った。今週も敗因を分析したうえで、7月20日(日)の小倉記念を含む週末の注目レースから、“狙うべき馬”を3頭ピックアップし、紹介する。
今週の狙い馬
7/19(土) 函館11R・マリーンS(OP) ワールドタキオン 牡7
前走天保山Sでは、中団からレースを展開するも、直線で全く伸びず12着に大敗。実に1年7ヶ月ぶりの実戦で、背負った斤量はこのレースで1番重い59.0kg。いかにも休養明けのレース内容で、完全に度外視。
今回舞台となるダート1700mは、一昨年の福島民友CでレコードVをしているようにこの馬にとって得意距離。ひと叩きしてパフォーマンスをあげてくるタイプなだけに、ここで十分巻き返しは可能だ。
7/19(土) 小倉11R・テレQ杯(3勝) ミルテンベルク 牡4
前走佐世保Sは、終始外を回される競馬も、直線で脚を伸ばし2着に好走。勝利したヤマニンアンフィルと明暗を分けたのは道中の進路。内が有利な開幕週で外を回される分、着順に響いた印象で、すんなり内で競馬ができていれば勝ち切ってもおかしくなかった。
また、先着を許したヤマニンアンフィルは次走北九州記念で4着に好走。重賞でも通用する相手にこれだけの内容を示せたのは相当のポテンシャル。この馬にとって小倉芝1200mは【1-2-0-0】と好相性で、勝ち負け必至だ。
7/20(日) 小倉11R・小倉記念(G3) ディープモンスター 牡7
前走目黒記念は最後方から上がり最速の脚をマークし4着。この週の東京芝はCコース替わりで、前有利な顕著な馬場状態であの内容は、負けて強し。
今回舞台となる芝2000mで掲示板を外したのは皐月賞7着の1度のみ。この距離では安定した成績を残している。また、今回背負う斤量はメンバー中2番目に重い58.0kgだが、昨年の小倉記念を58.5kgで3着に好走しているように斤量も苦にしない。7歳馬と高齢だが、ここが絶好の狙いどころだ。
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