今週末の2歳新馬戦には、POGファン必見の素質馬たちがデビューを迎える。各地で開催最終週を迎える小倉・福島・函館では、注目の血統背景や厩舎の仕上げにも注目が集まる存在がずらり。
この記事では、その中から今後の活躍が期待される素質馬を厳選。血統背景や調整過程を踏まえながら、クラシック戦線で主役となる可能性を秘めた逸材たちを紹介していく。
マルターズドン(牡)父ドレフォン×母マルターズディオサ
7月19日(土) 福島5R・芝1800m デビュー予定
母は2019年阪神JFで2着のマルターズディオサ。本馬は初仔となる。美浦への入厩後は1ヶ月以上乗り込まれており、入念な調整。1週前追い切りではウッドで5F67.9-1F11.4の時計をマークしている。
父ドレフォンとの配合で、将来的にはダートの可能性もあるが、それでもまずは芝でどれだけのパフォーマンスを残せるか。
ハムタン(牡)父エピファネイア×母カレンブーケドール
7月20日(日) 函館5R・芝1800m デビュー予定
母カレンブーケドールは、オークスやジャパンCなどGⅠで2着3回の実績馬。本馬は初仔として2024年セレクトセールで税抜3億1000万円という超高額で取引された。鞍上には武豊騎手が騎乗予定。
1ヶ月近く栗東で調教を積んだのちに、函館入り。1週前追い切りの芝コースでまずまずの時計をマークしており、初戦から期待十分だ。
ベレシート(牡)父エピファネイア×母クロノジェネシス
7月20日(日) 小倉5R・芝1800m デビュー予定
母は春秋グランプリ制覇などG1を4勝した名牝クロノジェネシス。本馬が記念すべき初仔となる。
デビュー戦の舞台となる小倉芝1800mは、母も2018年に勝利を収め飛躍を遂げた舞台。さらに母と同じ北村友一騎手×斉藤崇史調教師と、母の現役時代を支えた黄金タッグが再集結する。2週前追い切りでは終い重点でラスト2F22.8(11.5-11.3)をマーク。やや気性に課題を感じる印象だが、血統から裏付けされたポテンシャルは間違いない。
ポルフュロゲネトス(牡)父サトノダイヤモンド×母ライラックローズ
7月20日(日) 福島5R・芝2000m デビュー予定
叔母にエリザベス女王杯連覇などG1を4勝したラッキーライラックを持つ良血馬。父はサトノダイヤモンドで血統的にも福島芝2000mはベスト舞台。
1週前追い切りの美浦ウッドでは5F68.0-1F11.3をマークしており、初戦から十分動ける状態。この2歳世代の新馬戦で最多5勝、吉田勝己オーナーの所有馬から新たな大物誕生なるか。
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