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Bリーグの千葉ジェッツとプーマがパートナーシップ契約 原修太も新ユニフォームに好感触で新シーズンに意欲

牧野豊 Yutaka Makino

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©︎Yutaka Makino

左からプーマ・井上社長、ジェッツ・原修太、ジェッツ・田村社長

7月2日、東京都内の株式会社MIXI本社で、『PUMA(プーマ)×千葉ジェッツパートナーシップ契約締結 & 新ユニフォーム発表会』が行なわれ、千葉ジェッツの原修太と田村征也社長(株式会社千葉ジェッツふなばし)、プーマ ジャパン株式会社の井上緑斎社長が登壇。今季のBリーグ・ベストディフェンダー賞を獲得した原が来シーズンから着用する新ユニフォームを身にまとい、初披露したほか、今後の展開、また日本のバスケ界の未来について語り合った。

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昨シーズン、新本拠地のららアリーナ東京ベイがオープンし、Bリーグの観客動員数ナンバーワンとなった千葉ジェッツ。アジアを代表するクラブへさらなる成長を狙うなか、世界的スポーツブランドのプーマとタッグを組み、共に歩みを進めていくことになった。

プーマはその長い歴史のなかでサッカーのイメージが強いが、近年ではランニング、ゴルフにも注力し、3分野を主軸に展開してきた。その流れのなか、国内のスポーツシーンで飛躍的な成長を続けるバスケットボールにも本腰を入れることを決断。バスケットボールを野球、サッカーに次ぐ「第3のメジャースポーツ」とすべく、その第一段階として今回の千葉ジェッツとのパートナーシップ契約に至ったという。

両者ともに大きな目標は、バスケットボールがより日常に定着することだ。

プーマの井上社長は「ユニフォームなどの提供にとどまらず、選手、ファン、地域が一体となる価値ある体験を創出していきたい」と言い、ジェッツの田村社長は「Bリーグが開幕してから9年ぶりの(ユニフォームサプライヤーの)変更。ジェッツがこの9年間で獲得したタイトルは11、開幕シーズンの観客動員が11万人、昨季は30万人を超えるまでになりました。来シーズンはチーム設立15周年、Bリーグ10周年の節目となり、日常から親しまれるチームを目指す意味でもプーマとのコラボは大きい。ファン・ブースターの皆さんにも誇りを感じてもらえる存在になりたい」と抱負を語った。

今シーズンからプーマからシューズ提供を受けていた原は新ユニフォームについて「着やすくて格好いい。(胸にあしらわれた)チームロゴが出ているのが今までにない感じで、フィット感がある」と感想を述べると同時に、自らの描く社会におけるバスケットボール界の理想像を力強く言葉を繋いだ。

「(Bリーグに)9年前に入ったけど、(バスケ界は)注目度もレベルも段違いになっています。でも、同じバスケットボールファンでも、Bリーグを見たことのない人、NBAを見たことない人と分離している面がまだあるので、千葉ジェッツが強くなることでBリーグをもっともっと知ってもらいたい。NBAの(フランチャイズ)のように試合がない時でも、ファッションとしてユニフォームを着たりするような文化ができれば。これまでジェッツを応援してくださった方々はすでにそういう生活を送っていますが、より多くの方々に、そうなってもらえればと思います」

ジェッツとプーマのパートナーシップ契約においては今後アパレル以外の部分にも幅を広げていき、よりブースターや地域のライフスタイルに密着したイベントも計画していく予定。

今後の両者の展開に注目が集まる。


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牧野豊 Yutaka Makino

東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。