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ヤニス・アデトクンボの移籍先候補 バックスがトレードするならどのチームがベスト?

コントリビューター
Stephen Noh
コントリビューター
坂東実藍 Miran Bando
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ヤニス・アデトクンボがミルウォーキー・バックスを去ることはあり得るだろうか。まだ早すぎるが、バックスは2024-2025シーズンの開幕週を1勝3敗で終え、懸念されている。

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クリス・ミドルトンを欠いているのは確かだ。ただ、彼らは高齢化やプレイの遅さが見られ、もはや誰のことも守れなくなっている。アデトクンボは開幕前、『The Athletic』のサム・エイミック記者に、バックスの状況次第で移籍もあり得ると話していた。

「ことしうまくいかなければ? 優勝できなければ、僕はトレードされるかもしれないね。それが僕たちの仕事だ。僕たちが生きている世界だ。みんな同じだよ」

バックスはセカンドエプロン(※エプロンは例外条項などの制限を決定する基準額)を上回っており、トレードに使えるドラフト指名権は2031年の1巡目しかない。今後、ロスターにビッグネームを加えることは実質的に不可能だ。

アデトクンボは12月で30歳になる。チームがすぐに優勝を競えるだけの戦力を整えられると信頼できなければ、彼はとどまるだろうか。『CBS Sports』によれば、答えはおそらく「ノー」だ。匿名のライバル球団のエグゼクティブたちは、トレードデッドライン(トレード期限)までにアデトクンボが移籍することになっても「驚かないだろう」という。

アデトクンボを獲得できるなら、どのチームも関心を寄せるだろう。ここでは、真剣に彼を狙うかもしれないチームをまとめる。

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ヤニス・アデトクンボのトレード先候補

ブルックリン・ネッツ

前述の匿名のエグゼクティブが移籍先候補にあげた2チームのひとつがネッツだ。リーグ最高のトレード資産を持つ。プロテクトされている指名権2つを含め、12もの1巡目指名権を使える。1巡目指名権交換権も3つあり、さらに11の2巡目指名権も持つ。

サラリーをつり合わせることも可能だ。ベン・シモンズの年俸4040万ドル(約61億4080万円/1ドル=152円換算)の契約は満了を迎える。ネッツはどこよりも好条件のオファーをバックスに提示できるかもしれない。そして彼らがアデトクンボ獲得に関心を寄せるのは確かだろう。

現在のネッツが優勝を競うチームにほど遠いことは明らかだ。だが、彼らは来夏、リーグで最もキャップスペースのあるチームとなる。それにより、アデトクンボと組ませる完璧な駒をそろえ、ロスターを完全に再建させることが可能だ。

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オクラホマシティ・サンダー

サンダーは今季すでに優勝の可能性もあるチームだ。そこにアデトクンボが加われば、王朝を築くことになるかもしれない。

アデトクンボ移籍となれば、リーグ最高の守備に、元年間最優秀守備選手が加わることになる。また、攻撃面でも、チェット・ホルムグレンのような才能を持つストレッチシューターと組めば、アデトクンボは止めることができなくなるだろう。

取引する上で、サンダーには豊富なドラフト指名権や若手有望株もそろっている。保護条件なしの1巡目指名権が4つ、プロテクトありの指名権が5つだ。今度のドラフトでロサンゼルス・クリッパーズとの指名権交換権もあり、展開次第ではおいしくなるかもしれない。

サラリーのつり合わせは厄介だろう。ジェイレン・ウィリアムズ、ルーゲンツ・ドート、アイザイア・ハーテンシュタインを含めるのが最善策だ。大きな代償であり、12月15日(日本時間16日)を待つ必要がある。それでもリカバーできるほど、サンダーは層が厚い。アレックス・カルーソ、アーロン・ウィギンズ、ケイソン・ウォレスはもっと多くの出場時間をこなせる。ハーテンシュタインを失っても、アデトクンボがもっとセンターでプレイすることで穴埋めできるはずだ。

一方、バックスがトレードで得られる有望株として、ウィリアムズは素晴らしい選手だ。オールスター選出の可能性を秘め、攻守両面で優れた才能を持ち、さらに向上の余地があるポテンシャルを持つ。バックスにとっては、最も痛みが少ない後退となるだろう。

マイアミ・ヒート

前述の匿名のエグゼクティブがあげたもう1チームがヒートである。パット・ライリーはいつもトレードで非常にアグレッシブだ。問題は、差し出せるドラフト1巡目指名権が、2030年か2031年のひとつしかないことである。

以前はジミー・バトラーの名前がトレードのうわさになっていたが、もしもアデトクンボ獲得に動くなら、あまり意味がないだろう。バックスが35歳のベテランを使うことはできないだろうし、ヒートも即座の優勝を目指すトレードをするなら、バトラーを残したいはずだ。

また、ヒートはエプロンチームであることから、財政面でもトレードを成立させるのが大変となる。うわさされているが、おそらくは実現しないだろう。

原文:Giannis Antetokounmpo trade destinations: Thunder lead best landing spots for Bucks star if Milwaukee hits reset button(抄訳)
翻訳:坂東実藍