ミルウォーキー・バックスは2021年にNBA優勝を達成している。だがそれは、再びの優勝を求めるプレッシャーにさらされないことを意味するわけではない。ヤニス・アデトクンボに聞けば分かる。
2024-2025シーズンに向け、バックスはどんな立場にあるのか。特にアデトクンボは状況を理解している。
アデトクンボは『The Athletic』のサム・エイミック記者に、バックスが最終目標に及ばなければどういうことがあり得るかについて考えを語った。
アデトクンボは「僕らが優勝できなければ、僕はトレードされるかもしれないね」と話している。
「それが僕たちの仕事だ。僕たちが生きている世界だ。みんな同じだよ」
バックスはここ8シーズン連続でプレイオフに進出しているが、優勝を達成したのは1回のみ。そのほかはファーストラウンド敗退が4回、カンファレンス・セミファイナル敗退が2回、カンファレンス・ファイナル敗退が1回だ。
特にここ2年は、どちらもシード順で上位にありながら連続でファーストラウンド敗退にとどまっている。再び落胆のシーズンとなれば、大きな変更があるかもしれない。それをアデトクンボも十分に理解しているのだ。
アデトクンボはエイミック記者に「僕らはそういう職業なんだ。成功できなければ、いつでもそういうことがあり得る」と話した。
「以前のコーチングスタッフや選手たちもそうだった。十分に良い仕事ができなければ、去ることになる」
ヤニス・アデトクンボの契約
| シーズン | 年俸（『Spotrac』より） |
| 2024-25 | 4880万ドル |
| 2025-26 | 5410万ドル |
| 2026-27 | 5850万ドル |
| 2027-28 | 6280万ドル |
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アデトクンボは昨年10月、今季終了後からの3年1億8600万ドル（約279億円／1ドル＝150円換算）の延長契約を結んだ。今季は以前の契約でのプレイとなる。また、3年の延長契約の最終年はプレイヤーオプションだ。
アデトクンボがトレードを望んだ場合や、バックスが再建を望んだ場合、彼の獲得するチームは大型契約を引き受けなければならない。
原文：Giannis Antetokounmpo admits he 'might get traded' if Bucks can't win this year（抄訳）
翻訳：坂東実藍