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ヤンキースのポール・ゴールドシュミットがメジャー15年目での初体験

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Peter Chawaga
ヤンキースのポール・ゴールドシュミットがメジャー15年目での初体験 image

ニューヨーク・ヤンキースは今シーズン、メジャーリーグでも屈指の強力打線を誇っているが、そこにはいくかの理由がある。

チームの主砲アーロン・ジャッジは、彼に求められる高い基準から見ても、今シーズンは特に素晴らしいパフォーマンスを見せている。打率、出塁率、長打率、安打数でメジャーリーグ・トップを走り、キャリアベストのシーズンを過ごしている。

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ベテランのコディ・ベリンジャーや若手のジャズ・チザムJr.ら、彼を取り巻く選手たちの活躍もフアン・ソト離脱の穴を埋めている。

だが最も嬉しい驚きは、セントルイス・カージナルスでMVPを獲得した頃の輝きを失いつつあったポール・ゴールドシュミットが今季1年契約でヤンキース加入を決めたことだろう。

メジャーリーグ15年目を迎えるゴールドシュミットは、打率.298/出塁率.358/長打率.447と、ここ数年では屈指のパフォーマンスを見せている。さらにゴールドシュミットは37 歳にしてキャリア初の驚くべき役割をヤンキースで果たした

「ポール・ゴールドシュミットは、メジャーリーグでの15年間のキャリアで多くのことを成し遂げてきたが、日曜日の代走での出場は初めての経験だった。そして、その出場は価値のあるものとなった」と、地元紙『ニューヨーク・ポスト』のダン・マーティン氏は報じた。

「37歳のゴールドシュミットは、チザムJr.が放ったツーベースヒットで一塁からホームへ生還し、 ヤンキースにその日初のリードをもたらした」

ヤンキースは、ジャンカルロ・スタントンとベン・ライスを出場させるため、2試合連続でゴールドシュミットをベンチに置いていたが、8回裏に代走として起用した。ゴールドシュミットは、これと言ってベースランニングが速い選手ではない。ただ、彼には知識と経験がある。そこでアーロン・ブーン監督はオリオールズ戦のこの場面でゴールドシュミットを指名した。

「彼は30代後半の、おそらく殿堂入りするだろう選手だ。今日は出場していなかったが、多分オールスターゲームにも出るだろう。その彼が喜んで(代走を)やってくれる」とブーン監督はマーティン氏に対して語った。

「謙虚さだ。それが彼なんだ」

ゴールドシュミットがヤンキースでの復活を楽しんでいる今、彼が次に何をやって見せるかは誰にもわからない。

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原文:Yankees ask Paul Goldschmidt to do something he’s never done in 15-year career
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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