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タイガースのタリク・スクーバルが契約延長、フリーエージェントについて言及

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Matt Sullivan
タイガースのタリク・スクーバルが契約延長、フリーエージェントについて言及 image

デトロイト・タイガースは現在、メジャーリーグ屈指の先発投手を擁している。タリク・スクーバルは2024年のサイ・ヤング賞を受賞し、エースの中のエースとしての地位を確立した。

この成功に伴い、スクーバルには大型の契約延長が予想されている。地元紙『デトロイト・フリープレス』のクリス・マコスキー記者の取材で、スクーバルは新たな契約とフリーエージェントに向けた決断について語った。

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「いいかい、自分が気にかけているのは勝つことだ」とスクーバルは言う。

「興味深いコメントもいくつか出ているが、自分が言ったことじゃない。自分は勝利に集中し、できることをやるだけだ」

タイガースのエースは素晴らしいシーズンを過ごしているが、今後のフリーエージェントのことを考えていないわけではないだろう。タイガースはア・リーグ中地区首位と好調を維持しているため、スクーバルを巡るトレードの噂は消えたが、契約延長の交渉は依然として不透明だ。

タイガースとスクーバルの交渉は具体的な進展もないまま行き詰まっており、いまだ契約には至っていない。シーズン中に契約延長がまとまる可能性は低いため、このオフシーズンがタイガースとスクバルにとって重要な時期となる。

2024年と2025年の成績を踏まえると、スクーバルはかなり大型の契約を手にすることは間違いない。

投手三冠王(最多勝利・最優秀防御率・最多奪三振)を達成した2024年シーズンは、勝利数18勝、防御率2.39、奪三振数228個はいずれもアメリカン・リーグトップの成績だった。その結果、オールスターに選出されたほか、アメリカンリーグのサイ・ヤング賞も圧勝で獲得した。

今季もここまで15試合に先発し、スクーバルは完封勝利を含む8勝2敗、防御率2.06で、ア・リーグトップの3.6WARを記録している。96イニングで奪った三振は117個に対して四球はわずか12個しかない。

もしスクーバルがフリーエージェントとなれば、彼に匹敵する投手はリーグにもまずいないので、その契約はかなり大型なものになるだろう。3億ドル(1ドル145円換算で約435億円、以下同)は優に超える見込みで、4億ドル(約580億円)を超える最初の投手となる可能性もある。

スクーバルのコメントはこれらの議論を将来に先送りするものだ。

シーズンも半ば近くに到達し、タイガースが優勝を目指して戦い続ける中、彼が圧巻の投球を続ければ続けるだけその金額は上昇していくはずだ。

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原文:Tigers' Tarik Skubal breaks silence on looming free agency
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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