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タイガースのタリク・スクーバルが自身の登板の際にサイン盗みをした2チームを名指し

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Griffin Goodwyn
タイガースのタリク・スクーバルが自身の登板の際にサイン盗みをした2チームを名指し image

サイン盗みは野球の一部として常に存在してきたが、その戦略が生む否定的感情は近年頂点に達しつつある。

ヒューストン・アストロズは、2017年のワールドシリーズでロサンゼルス・ドジャースを破ったが、その勝利の陰でサイン盗みを行っていたとして激しい非難を浴びた。ボストン・レッドソックスも2018〜2019年の2年間にわたるサイン盗みを2020年に指摘されて処分を受けた。この時のレッドソックスもワールドシリーズ制覇を果たしていた。

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歴史は繰り返すものだ。サイン盗みも例外ではない。2025年シーズンになってまたサイン盗みの話題が浮上し、レッドソックスが再びその疑惑の対象となっている

今シーズンだけでも、ロサンゼルス・エンゼルス、フィラデルフィア・フィリーズ、ヒューストン・アストロズ、サンディエゴ・パドレスといったチームが、ルール違反かどうかは別としてレッドソックスのダグアウトでの不審な行動に遭遇している。

8月11日(月)に『Foul Territory TV』に出演したタイガースのタリク・スクーバルは、二塁の走者によるサイン盗みは「フェアなゲーム」の一部だとする一方、一塁コーチ、三塁のコーチがコーチャーズボックスから離れてサイン盗みをしようとするのは気に入らないと語った。

そして自分がサイン盗みに遭遇した対戦相手として、レッドソックスとクリーブランド・ガーディアンズの名を挙げた。

「ボックスが引いてあるのにどうしてその中に居られないのか理解できない。ボックスの端から端まで移動して、本来なら試合中に見えるべきでないものまで見ようとするからだ。自分が問題視しているのはそこだ」とスクーバルは言った。

「それをやっているチームがある。ボストンのコーチ(ホセ・フローレス)には以前にボストンでやられた。クリーブランドにもやられたことがある。一塁コーチのサンディ・アロマーだ」

(時には、見えるべきでないものを見るためにボックスのギリギリまで移動することもある。投球のクセを利用することはフェアなゲームだが、タリク・スクーバルは一塁コーチと三塁コーチがコーチボックスの外まで出ることを嫌がっている)

スクーバル自身はゲームに臨む際、相手チームが自分の投球を予測できないよう、常に細心の注意を払っていると言う。

「ブルペンでの投球練習では、球種を悟られないように気を配っている。ビデオ担当のスタッフが、ブルペンでの全投球はもちろん、試合中の全投球も観察している。投げる球がバレていないか、自分がそのヒントを漏らしていないか確認するために頻繁に情報交換している」とスクーバルは語った。

「これは試合の一部だ。もしやりたくないなら、自分がサインを漏らさないこと。簡単な話だと思う」

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原文:Tigers’ Tarik Skubal calls out multiple teams for stealing signs during games
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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