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パドレスのメイソン・ミラーがトレードデッドラインの喧騒、新天地への期待を語る

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

パドレスのメイソン・ミラーがトレードデッドラインの喧騒、新天地への期待を語る image

サンディエゴ・パドレスは現地7月31日(木)のトレードデッドライン、トッププロスペクトを放出して、アスレティックスからメイソン・ミラーを獲得する大型トレードを成立させた。J.P. シアーズや他のプロスペクトもトレードには含まれていたが、この中心となったのはミラーとレオ・デ・ブリースの交換にあった。

パドレスのGM、A.J.プレラーにとって大きな決断となったこのトレードで獲得したミラーは、チームにとって大きな補強となる。再編成されたロスターで迎えるパドレスの初戦を前に、ミラーはクラブハウスで記者団の質問に答えた。

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ラジオ局『97.3 The Fan』は、ミラーがサンディエゴの街の印象、トレードへの反応、直近の24時間がどんな様子だったか、そしてパドレスでプレーする思いについて語ったコメントをX(旧Twitter)で伝えた。

「ここに来てまだ 2 時間しか経っていないけど、その一瞬一瞬を心から楽しんでいる」とミラーは笑顔で語った。そしてこの 24 時間はどのようなものだったか尋ねられると、ミラーはパドレスのファンも共感できる明確な答えを返した。

「混沌としていた、それは間違いないね。でもここに来て外に出てキャッチボールして、野球選手と言う感覚を取り戻したね」

ミラー獲得は、パドレスにとって予想外の取引だった。チームには、ロベルト・スアレス、エイドリアン・モレホン、ジェイソン・アダムという 3 人のオールスター級のリリーフ投手が在籍しており、ブルペンは問題を抱えてなかったからだ。しかし、彼らはミラーの大型トレードに踏み切った。

「突然のことだった」とミラーはサンディエゴへの移籍について語った。

「何らかの形で移籍することになると予想はしていたけど、前のチームからそれほど遠くないここにたどり着けたことは本当に嬉しい」

ミラーは今季、オークランドからラスベガスへの移転中の仮の本拠地として、サクラメントのマイナーリーグ球場でプレイしていた。サクラメントの小さなファン層から、サンディエゴのファン層へと変わることは、ミラーにとって大きな変化だ。

パドレスと彼らのファンでプレーする感想を聞かれたミラーは「情熱的だ。彼らのためにプレーすることを本当に楽しみにしている」と語った。

そして迎えたパドレスでの初登板、ミラーは2本のヒットを許すなど安定感を与えたが、三振を奪い、その後にダブルプレーでピンチを脱して8回1イニングを無失点に抑えた。

キャリアで初めてポストシーズン争いの中でプレイする機会を得たミラーの活躍が後半戦、パドレス・ファンにさらなる熱狂の日々をもたらすことができるか注目だ。

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原文:Padres' Mason Miller breaks silence on 'chaotic' trade from Athletics
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.