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メジャーリーグで注目の新球種『キックチェンジ』とは? ジャイアンツのヘイデン・バードソングが武器として躍進

コントリビューター
Billy Heyen
コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
メジャーリーグで注目の新球種『キックチェンジ』とは? ジャイアンツのヘイデン・バードソングが武器として躍進 image

サンフランシスコ・ジャイアンツのヘイデン・バードソングのチェンジアップが注目を集めている。

このチェンジアップはこれまでにない指の配置をすることで、メジャーリーグで最も厄介な球種の一つとなっている。打者にとっては、また一つ厄介な球種が増えたことになる。

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『キックチェンジ』と呼ばれているこの球を、バードソングは中指をボールの中心の軸にぴったり合わせ、人差し指と薬指を側面に沿わせて投げている。

現在23歳のバードソングは今季ここまで防御率1.91を記録している。もともとはリリーフ要員だったが、好投を見せていることで最近では先発の機会も得た。

バードソングは今季、このチェンジアップをフォーシーム・ファストボールとスライダーに次いで3番目に多く投げていて、平均球速は89.1マイル(約143キロ)となっている。

相手打者の『キックチェンジ』に対する打率は.214で、長打は二塁打1本しかない。結果、バードソングのチェンジアップに対する長打率は.250に抑えられている。

ビデオで見ると、そのチェンジアップがどれだけ早く失速しているかがよく分かる。そのため、打者は空振りに終わるか、バットに当てられてもゴロになってしまっている。

急速にメジャーを席巻し始めている新球種『キックチェンジ』を武器にしたバードソングの今後の活躍が注目される。

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原文:Giants' Hayden Birdsong uses middle finger to throw one of nastiest pitches in MLB
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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