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故障者の続くドジャース投手陣でデイブ・ロバーツ監督はグラスノーをリリーフしたベン・カスパリアスに注目

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Peter Chawaga
故障者の続くドジャース投手陣でデイブ・ロバーツ監督はグラスノーをリリーフしたベン・カスパリアスに注目 image

ロサンゼルス・ドジャースはここまで18勝10敗とナ・リーグ西地区首位のジャイアンツから0.5ゲーム差の2位につけているが、ファンは少し不安を感じ始めているかもしれない。

シーズン開幕から8連勝をマークしたものの、その後は勝率5割と苦戦している。その戦いぶりに、これだけ強力なロスターを擁しながら今年もワールドシリーズに出られるのか不安視する声も出ている。特に心配なのが、2024年の優勝時にも唯一の弱点だった先発ローテーションのコンディション問題が再浮上している点だ。

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このオフに獲得したブレイク・スネルは、2試合の先発後に故障者リスト入りした。さらに、現地27日(日)のパイレーツ戦では、タイラー・グラスノーが2回の途中で肩の痛みで降板してしまい、こちらも故障者リスト入りが濃厚と見られている。

「(監督のデイブ)ロバーツは、肩の怪我は『おそらく長期的な心配はない』と述べた」と、地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』のビル・プランケット記者は報じている。

「しかし、グラスノーは短期的に故障者リスト入りする可能性が高い」

クレイトン・カーショウやトニー・ゴンソリンはいまだ万全な状態ではなく、マウンド復帰を目指す大谷翔平もいまだ明確な復帰スケジュールは見えていない。そして、このオフに獲得した佐々木朗希は効果的な投球に苦戦しており、ドジャースは信頼できる先発投手の補強が急務となっている。

その結果として、日曜日にグラスノーの代役として見事な投球を披露したベン・カスパリアスにチャンスが巡ってくる可能性がありそうだ。

カスパリアスは、2年間のメジャーリーグキャリアで先発経験はわずか1試合だけだが、日曜のパイレーツ戦では急遽グラスノーの代わりにマウンドに立ち、3回2/3を投げて5三振を奪い、被安打2に抑えた。試合後、ロバーツ監督はチームが彼を先発投手として検討していると語った。

「それは一つの考えだ」とロバーツ監督はプラケット氏の取材で語った。

「今日は4イニングを投げてくれた。彼は動じることなく、ストライクゾーンを攻め続けた。そして今日はチームを救ってくれた」

カスパリアスは今季ここまで、21回2/3イニングで2.91の防御率をマークし、23奪三振を記録している。ドジャースが長いシーズンを乗り切るべく先発ローテーションを強化していく中で、カスパリアスには近日中に先発の機会が回ってきそうだ。

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原文:Dodgers eye surprise Tyler Glasnow replacement after harsh injury news
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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