【元競馬記者が予想】北九州記念2025予想・買い目|印には人気薄の穴馬も推奨!

阿部泰斉 Taisei Abe

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7月6日(日)に小倉競馬場で北九州記念(G3、芝1200メートル)が行われる。G3・葵S覇者で重賞連勝をねらうアブキールベイ(牝3、坂口)、昨年北九州記念2着のヨシノイースター(牡7、中尾)など実力馬が名を連ねた。

ここではレースの予想のポイントと予想・印、買い目を紹介する。2025年北九州記念の攻略ポイントはどこか。しっかりチェックしてほしい。


北九州記念2025予想のポイント

ポイント①コース形態とハンデ

舞台の小倉1200メートルは小回りで、道中の上り坂がほどんどない平坦コースだ。ゴール前の直線も293メートルしかなく、長くいい脚を使うタイプが台頭しやすい。個性のある作りになっていることから、〝小倉実績〟や〝平坦実績〟を優先して予想を組み立てたい。

加えて同重賞はスプリントのハンデ戦。斤量の軽くなる牝馬や3歳馬は特に評価を上げたい。


ポイント②開催時期

2回小倉の4日目開催で芝状態も抜群。加えて今週は降雨もなかったことから、前が止まらない高速馬場の状況と考えられる。時計が速い馬場に対応できる馬を評価したい。

馬場状態からは内枠の評価を上げ、外枠を下げたい。道中は外々を回されると大きなロスとなるため、特に差し馬は内でじっとしていたい。

開催時期が前倒しとなった昨年同レースは稍重馬場ながらピューロマジックが逃げ残った。スタートや二の脚が速い馬は特に結果を残しやすい設定だ。

ポイントを総括すると、

  • 小倉(平坦)実績のある馬
  • 斤量の軽い馬
  • 前々で運べる馬
  • 内枠の馬

の評価を上げたい。


北九州記念2025展開予想

クラスペディアが逃げる。前に行きたいメンバーが多いが、54キロの斤量や枠を活かしてハナを切れる。

そこに52キロのスリーアイランド、前走直線競馬でも前々に位置できたシロン、タマモブラックタイやロードフォアエースが続く。ペースはもちろん速くなる。


北九州記念2025予想

本命◎⑦クラスペディア

ハナを切るクラスペディアが逃げ切る。今回はメンバー構成から同馬より内枠には逃げたい馬がおらず、楽に位置が取れそうだ。個人的に重要視してる格言にスプリントは「開幕週は逃げ馬」、「斤量は軽い馬」がある。それらに該当する⑦はチャンスだ。

同馬は前走葵Sで2着に逃げ粘った通り、スプリントでは持ち前のスピードが遺憾なく発揮される。時計勝負に対応さえできれば、勝つのはこの馬だ。


対抗〇⑨ヤマニンアルリフラ

初スプリントの前走が強烈な内容だった。決して遅くないペースを前々に付けながら直線では末脚を発揮する〝先行差し〟を披露。こういったレースができる馬は中々おらず、実力の証だと考える。

芝での2勝はいずれも京都コースで、平坦コースのへの対応力は抜群。時計勝負になる点と前が止まらない馬場状況の分対抗に評価したが、実力はトップクラスだ。

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その他注目馬

③レッドヒルシューズは近走は馬場状態に合わない競馬が続いたことで馬柱を汚しているが、今回は内枠を引いて走りが一変する可能性が高い。過去4勝のうち3勝を今回の小倉1200メートルで挙げている通り、適性は高い。

①ヤマニンアンフィルは⑨ヤマニンアルリフラの半姉で、血統的には2頭とも好走しそうなイメージがある。先週の競馬を勝利し、現在の小倉の馬場は攻略済み。最内枠もプラスで、連闘の疲れさえなければ。


 

北九州記念2025の印​

◎⑦クラスペディア

〇⑨ヤマニンアルリフラ

▲③レッドヒルシューズ

☆①ヤマニンアンフィル

△④ミルトクレイモー、⑤モズメイメイ、⑥メイショウソラフネ、⑧エイシンワンド、⑭アブキールベイ


北九州記念2025の買い目

  • 単勝⑦
  • 馬単⑦→⑨③①④⑤⑥⑧⑭
  • 馬連⑦ー⑨③①④⑤⑥⑧⑭

以上17点で勝負したい。

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阿部泰斉 Taisei Abe

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。法大を卒業後、スポーツ新聞社に就職。アマチュア野球、競馬の担当を経て2024年に退職。現在はお笑い芸人として日々鍛錬を積んでいる。新聞社時代、野球担当では高校までの野球部経験を活かして甲子園取材を経験。競馬担当では美浦トレーニングセンターでの日々の調教から、競馬場でのレース取材まで幅広く担当。結果を出す馬の特徴を研究した。