【元競馬記者が予想】函館記念2025予想・買い目|本命は穴馬!さきたま杯は本命が1着好走!

阿部泰斉 Taisei Abe

【元競馬記者が予想】函館記念2025予想・買い目|本命は穴馬!さきたま杯は本命が1着好走! image


6月29日(日)に函館競馬場で函館記念(G3、芝2000メートル)が行われる。今年は前走阪神大賞典で2着と好走のマコトヴェリーキー(牡5、上村)、青森県産馬で人気馬のハヤテノフクノスケ(牡4、中竹)など実力馬たちが名を連ねた。

ここではレースの予想のポイントと予想・印、買い目を紹介する。2025年函館記念の攻略ポイントはどこか。しっかりチェックしてほしい。


函館記念2025予想のポイント

ポイント①コース形態と洋芝

舞台の函館競馬場は直線距離約262メートルと極端な小回りコースだ。スパートをかけるラスト3F(600メートル)が3角手前から設定されていることから、コーナーを器用に回る能力が求められる。一般的には小回りのため逃げ・先行馬が有利なのだが、そのためにペースが速くなって差し有利の競馬になることも多々ある。メンバー構成を見て判断したい。

加えて東京や中山競馬場の芝が「野芝」であるのに対し、函館競馬場の芝は「洋芝」。洋芝は簡単に言えば野芝よりも傷みやすく、時計がかかる。洋芝適性が必須な条件なだけに、慎重に見極めたい。


ポイント②開催時期

例年7月中旬に行われていたが、今年から開催時期が前倒しに。加えて開催序盤は雨が少なく、時計が速かった。先週から降雨が増え始めているとはいえ、例年ほど馬場が荒れているイメージもない。

前日6月28日(土)に同コースで行われた洞爺湖特別(2勝クラス)は、勝ち時計が1分59秒4。過去10年の函館記念勝ち時計で言えば、5位にランクインするほど時計が出る馬場になっている。加えて1着から3着まで馬券圏内は3角4番手以内の先行馬が独占した。

もちろんペース次第での台頭はあるが、馬場状態を考えると差し・追い込みは届きづらい環境になっている。


函館記念2025展開予想

アウスヴァールが逃げる。前走は休み明けでゲートの出が悪かったが、たたき2戦目と滞在競馬の効果で改善されるだろう。

そこに外枠からランスオブクイーン、二の脚が速いトップナイフが付いていく。最内枠のマイネルモーントも休み明けの影響が大きくなければ先団にいるだろう。

前日1番人気のハヤテノフクノスケは中団前目に位置するとみる。


函館記念2025予想

本命◎②アウスヴァール

逃げてマイペースを刻めそうなアウスヴァールを本命に据えた。昨年函館記念で3着と洋芝適正があることは証明済み。評価できるのは昨年オールカマーの内容だ。内前有利の馬場で流れが向いたとはいえ、時計が出る馬場での好走には驚かされた。

近走は適性外のレースを走っていることから2桁着順が続いているが、時計が速い洋芝なら馬が違う。今年もアッと言わせる激走をみせてくれるはずだ。


対抗〇③ハヤテノフクノスケ

長距離を使われてきた同馬だが、スタートは遅くない。内枠を引き、今メンバーの顔触れからもラチ沿いの動きやすい場所で競馬ができるはずだ。3走前は4馬身差、2走前は5馬身差の圧勝で条件戦を勝利していることからも、能力は重賞級だ。

最終追い切りでは鞍上が目いっぱいに追っていた。若干の休み明け感だけが怖いが、あそこから馬のスイッチさえ入っていれば勝つのはこの馬だろう。

▶地方競馬は楽天競馬! オトクな新規登録キャンペーン実施中

その他注目馬

ボーンディスウェイは先行力抜群の小回り巧者。内枠を引いたことからもいいポジションが取れるだろう。洋芝適正さえあれば。

ディマイザキッドは脚質が今の条件には合わなそうだが、鞍上は〝イン付きの岩田康〟だ。能力は今メンバーでもトップクラスなだけに、エスコートに期待したい。


函館記念2025の印​

◎②アウスヴァール

〇③ハヤテノフクノスケ

▲⑤ボーンディスウェイ

☆⑭トップナイフ

△⑦ディマイザキッド、①マイネルモーント、⑪ランスオブクイーン


函館記念2025の買い目

アウスヴァールは③着が濃厚とみている。

ワイド②-③⑤⑭⑦①⑪の6点で勝負だ。

資金がある方向けには3連複フォーメーションで②-③⑤⑭-全(計33点)をおススメしたい。

関連記事


阿部泰斉 Taisei Abe

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。法大を卒業後、スポーツ新聞社に就職。アマチュア野球、競馬の担当を経て2024年に退職。現在はお笑い芸人として日々鍛錬を積んでいる。新聞社時代、野球担当では高校までの野球部経験を活かして甲子園取材を経験。競馬担当では美浦トレーニングセンターでの日々の調教から、競馬場でのレース取材まで幅広く担当。結果を出す馬の特徴を研究した。