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【速報】46歳パッキャオはバリオスとドロー! 執念のファイトで現役続行を宣言|試合経過・結果|7.20 WBC世界ウェルター級タイトルマッチ

コントリビューター
神宮泰暁 Yasuaki Shingu
【速報】46歳パッキャオはバリオスとドロー! 執念のファイトで現役続行を宣言|試合経過・結果|7.20 WBC世界ウェルター級タイトルマッチ image

日本時間7月20日(日)、8階級世界制覇王者マニー・パッキャオが4年ぶりの公式戦で現WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオスに挑み、ドローながら現役王者に肉薄した。本記事ではリアルタイム速報で試合経過を伝えた。

4年ぶりの公式戦、46歳での世界王座挑戦で大きな話題を呼んだパッキャオvsバリオス。下馬評では30歳の現役王者バリオスを優勢と見る声も多かった。しかし、パッキャオのかつてのホームグラウンドであるMGMグランドガーデンアリーナは、「アジアの英雄」が歴史を作る瞬間を待ち望む大観衆で満員となった。

その観衆に応えるように、パッキャオが奮闘した。昨年夏、元キックボクサーで総合格闘家の安保瑠輝也とボクシングエキシビションマッチを戦ったパッキャオは、その低調な戦いぶりでファンを失望させていた。

だが、バリオスに対して、パッキャオは動き続けた。体力的に「最後までもたないだろう」という世間のイメージを覆すファイトを見せた。ステップインジャブからのコンビネーションは錆びついていなかった。

一方で王者バリオスは、試合前から憧れのレジェンドをリスペクトする姿勢を見せていたが、試合本番でも終始様子見しているような遠慮がちなファイトで、パッキャオの奮闘を許す形になった。リーチで圧倒し、ジャブがパッキャオの勢いを削ぐ場面は終始見られたものの、決定打が続かなかった。

114-114が二人、115-113が一人というジャッジでドロー決着。パッキャオはこの試合で手応えを感じたようで、現役続行の意思を表明した。ドロー防衛となったバリオスは再戦について「やりたい」と返しており、ダイレクトリマッチの可能性もありそうだ。

また、同大会アンダーカードでは、197cmの巨人セバスチャン・フンドラが人気スターのティム・チューとの再戦を7回TKOで制したほか、12月に井上尚弥の対戦候補とされるアラン・ピカソが、亀田京之介に2-0で判定勝ちを収め、噂される井上戦の「チケット」は守った。

試合中継は『WOWOW』にて国内独占生放送&ライブ配信され、再放送&見逃し配信される。


【リアルタイム速報】パッキャオvsバリオス:試合経過・結果

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13:20 【試合後インタビュー】パッキャオは「勝ったと思いました。今回ハードな練習を積んできました。(勝つために何が必要だった?)相手を倒したかったけど、ディフェンスが上手かった」。引き分けに対して「この試合が他のボクサーの刺激になれば良いと思ってます。4年前より良い試合ができました。神に感謝します。ただ、前回よりアグレッシブな試合ができたとも思っています」

まだ戦うのかの問いには「そうですね。今後も練習を続けます。今回は準備の出だしが遅れただけです。(現役続行?)もちろんです!」

ドロー防衛となったバリオスは「勝ったと思ったんだけどね。マニーは素晴らしかった。あれほど経験のある選手と戦えて良かった。ぼくの生涯最高の試合だった」。パッキャオのスタミナについても「すごいですね。(パンチの)タイミングも狂ってなかったしね」と称賛。

リマッチについても「当然やりたいよ」と話し、両者は肩を組んで撮影に臨んだ。

13:20 【判定アナウンス】12R戦い抜いたパッキャオは疲労が伺えるが、バリオスは笑顔。スコアカードは114-114が二人、115-113でまさかのドローに!

13:16 【12R】最終ラウンド! 手数は戻ってきたバリオスだが、強打は見せない。パッキャオが手数を増やし、突破口を切り開こうと前に出続ける姿に観客も立ち上がって歓声。そのままお互いに決定打のないまま全ラウンド終了。

13:12 【11R】疲れが見え始めてきたパッキャオ。バリオスも陣営の叱咤でギアを上げてきたが、決定打はないまま終了。

13:08 【10R】踏み込んでワンツーで刻むなど動き続けるパッキャオに対して、ジャブが目立つバリオス。パッキャオは終わり際に上下の高速コンビネーションを叩き込むなど、印象作りはうまい。バリオス陣営は「遠慮するな!」と叱咤。

13:04 【9R】調子を上げてきたパッキャオに対して、手数が減ってきたバリオス。体力的には余裕があるはずだが、遠慮がちな様子。組みついてボディを連打した以外は印象の悪い攻め方でパッキャオ優勢か。

13:00 【8R】中盤戦ラスト。お互いボディを打ち合うが、ガードが堅いバリオスを崩す糸口が見えないパッキャオだったが、終わり際に左右のオーバーハンドを連打で決める。明確な優勢展開に。

12:56 【7R】切り込んでいくパッキャオだが、王者バリオスのガードは堅く、ワンツーで押し返す。陣営のアドバイスに従い、ジャブでリズムを作るパッキャオ。体力的にはまだ動きが悪くないが、守りながら打つバリオスを崩せない。

12:52 【6R】リードジャブで切り開きたいパッキャオ。コンビネーションから左ボディも加えるなど、5Rよりも動きは良い。気を抜くとバリオスのジャブに捕まるが、ラウンド終盤にも盛り返した。

12:48 【5R】踏み込むパッキャオにバリオスの左が刺さる。遠くでパンチを振ってくるバリオスにパッキャオもカウンターを狙うが、距離が合わない。バリオスのジャブでせき止められている。パッキャオのステップは鳴りを潜めた。

12:44 【4R】パッキャオの動きをよく見ている慎重なバリオスは体を上下に振って誘うが、警戒するパッキャオの踏み込みが浅い。前手を伸ばすパッキャオだが、ハードパンチは届かない。

12:41 【3R】詰めていくパッキャオ、距離を取るバリオス。ボディを気にするバリオスだが、ダッキングを混ぜながらアッパーを差し込む。パッキャオが快調なフットワークを見せると、歓声も起こる。

12:37 【2R】1Rに続いて距離を見る両者。バリオスがスリップするとどよめきが。バリオスの踏み込みにパッキャオは鋭いワンツーを合わせる。ステップの速さは維持できている。

12:33 【1R】様子見の両者。お互いに距離を測るような展開。

12:29 【試合開始】超満員のMGMグランドガーデンアリーナに充満する期待感の中、試合開始のゴング!

12:23 【入場】挑戦者パッキャオが入場。長年のコーチ、フレディ・ローチも帯同。大きな歓声。「マニー」チャントが発生する。

12:19 【入場】王者バリオスから入場。自身のルーツであるメキシコ・アステカ風衣装で登場。

12:10 【試合背景】パッキャオは2021年8月のヨルデニス・ウガス戦以来となる4年ぶりの公式戦でWBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオスと戦う。30歳の王者に挑む46歳6か月のパッキャオは自身が持つ最年長世界ウェルター級王座獲得記録の更新を狙う。この4年でパッキャオはエキシビションマッチを何度か行っていたが、パフォーマンス低下が見られ、今回の公式戦でもバリオス優勢の下馬評が立っている。16歳強の年齢差、17cmの身長差(リーチは10cm差)と厳しいフィジカルの差がある。

12:05 WBC世界ウェルター級タイトルマッチ 12回戦:マリオ・バリオス(王者)vs マニー・パッキャオを速報で伝える。

▲メインイベント:WBC世界ウェルター級タイトルマッチ 12回戦:マリオ・バリオス(王者)vs マニー・パッキャオ

12:01 【試合後コメント】敗れたチューは「彼はマジでクソタフだった。強かった。パンチを当てることが大変だった。なんだかシャドーボクシングをやっているようだったよ」。

王者フンドラは「今朝、鏡を見て、オレってリーチなげぇな!って思ったんだ。もうこれ以上牛乳は飲まないよ。このあとのパッキャオの試合も楽しみだよね」とご機嫌に語った。

11:58 【試合終了】フンドラが2度目のWBC世界スーパーウェルター級王座の防衛に成功。

11:55 【7R終わり】チュー陣営がダメージの大きさを鑑みて棄権。フンドラの7回TKO勝利に。

11:54 【7R】チューは距離をとって下を意識させて本命の上を狙う作戦だが、フンドラの長い腕に阻まれる。しかし、チューの右フックがクリーンヒットし、フンドラが体勢を崩すなど、はじめて流れが変わったかに見えたが、ラウンド終わりにフンドラのラッシュが爆発。

11:50 【6R】開始からチューが突っ込んでインファイト展開も、フンドラに凌がれる。落ち着いてコツコツと当てていくフンドラ。対して手が止まるチューに疲れが見える。距離を取り直すが、悪印象か。

11:46 【5R】基本通りプレスをかけていくフンドラ。チューは自分の距離感が見出したか、後ろに引きながらも強打を叩き込むリズムをつかんでいく。打ち終わりを狙われることを嫌ったか、フンドラの手数が減る。

11:42 【4R】フンドラの前手を嫌がるチュー。冷静にラッシュのタイミングを見ながら、左ストレートを刺していくフンドラ。チューも決死のオーバーハンドを伸ばし、フンドラが鼻から出血も。しかしフンドラ優勢か。

11:38 【3R】チューは胸、ボディに意識させつつ、顔面を狙うが、フンドラは勘が良くカウンターを振ってくる。チューはスウェイで消耗戦を仕掛けるが、フンドラは涼しい顔で優勢をキープか。

11:34 【2R】フンドラは右ジャブで抑え込みつつ、ラッシュ。チューは相手の打ち終わりに強打を振るが、遥か上にあるフンドラの顔に打つために体勢が崩れ、追撃できない。チューは右目の上をカット。まだ傷は浅い。

11:30 【1R】圧倒的リーチの前手を刺すフンドラに対し、チューは距離を測るが、2分経過で左フックを狙ったタイミングでフンドラの左のカウンターを被弾。1stダウンを奪われた。

11:27 【試合開始】試合開始。

11:22 【入場】フンドラがファミリートレインで入場。妹で女子フライ級4団体統一王者ガブリエラの姿も。

11:20 【入場】リベンジを誓うチューの入場。

11:15 【試合背景】2024年3月、セバスチャン・フンドラが当時WBO王者のティム・チューに判定勝ち。当初チューはキース・サーマンと対戦予定だったが、サーマンの負傷によりフンドラに変更。チュー陣営はオーソドックスのサーマンから一変した、197cmのサウスポー対策を講じることができなかった。

11:12 WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ 12回戦:セバスチャン・フンドラ(王者)vs ティム・チューを速報で伝える。

▲セミファイナル:WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ 12回戦:セバスチャン・フンドラ(王者)vs ティム・チュー

11:07 【大会進行状況】クルスが3-0(99-89x2, 100-88)判定勝ちでWBC世界スーパーライト級暫定王者に!

11:05 【大会進行状況】クルスvsサルシドの判定アナウンスの前にパッキャオのインタビュー。4年ぶりの試合に「休めたのは良いこと」と話し「歴史を作りたい」と答えた。

10:53 【大会進行状況】クルスvsサルシドは8ラウンド突入。クルスが全ラウンドで優勢の展開。

10:30 【大会進行状況】現在、WBC世界スーパーライト級暫定王座決定10回戦「イサック・クルスvsオマール・サルシド」が進行中。

アンダーカードでは、注目の「アラン・ピカソvs亀田京之介」は、序盤は亀田が鋭い攻めを見せたが、中盤からピカソが実力を発揮し、一人のジャッジが95-95をつけた以外はポイント勝ちのラウンドを重ねて判定(2-0)で制した。

【前日】パッキャオとバリオスは計量を無事クリア。

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パッキャオvsバリオス:全試合結果

  • WBC世界ウェルター級タイトルマッチ 12回戦
    マリオ・バリオス(王者)[引き分け0-1(114-114x2, 115-113)]マニー・パッキャオ
  • WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ 12回戦
    セバスチャン・フンドラ(王者)◯[7回TKO]✕ティム・チュー
    ※7回終了後チューが棄権
  • WBC世界スーパーライト級暫定王座決定 10回戦
    イサック・クルス◯[判定3-0(99-89x2, 100-88)]✕オマール・サルシド・ガメス
    ※アンヘル・フィエロの体調不良によりサルシドに変更
  • フェザー級 10回戦
    ブランドン・フィゲロア◯[判定3-0(115-113, 116-112x2)]✕ジョエト・ゴンサレス
  • フェザー級 10回戦
    ゲイリー・ラッセル◯[10回TKO勝ち]✕ヒューゴ・カスタネーダ
  • スーパーバンタム級 10回戦
    アラン・デビッド・ピカソ◯[判定2-0(95-95, 97-93, 98-92)]✕亀田京之介
  • ライト級 10回戦
    マーク・マグサヨ◯[判定3-0(100-90x2, 98-92)]ジョージ・マタ・クェラー

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