2025年の夏、クラブW杯でライバルのレアル・マドリードが多額の賞金を獲得するのを見守るしかなかったバルセロナのファンたちは、新シーズンに向けてチームが再始動することを楽しみにしていた。
しかし、彼らはもう少し待つことになった。7月27日に日本で予定されていたヴィッセル神戸とのプレシーズン初戦が中止となったからだ。
バルセロナは試合の中止を発表し、別会場での代替開催の可能性を示唆した。
スポーティングニュースは、この試合がなぜ中止されたのか、再調整は可能なのか、そしてその変更がもたらす影響について解説する。
バルセロナ対ヴィッセル神戸の試合はなぜ中止されたのか?
バルセロナが日本時間7月24日(木)に発表した声明によると、日本でのヴィッセル神戸戦は開催されないことになった。この試合は7月27日(日)にノエビアスタジアム神戸で開催される予定だった。
クラブは「プロモーター側の重大な契約違反」により、試合への参加を中止せざるを得なかったと説明した。
具体的にどのような契約違反があったのかについては言及されていないが、考えられるのは、クラブへの支払いが行われなかった、または他の金銭的なトラブルが発生した可能性である。
とはいえ、バルセロナは試合の実現に向けてある妥協案を提示している。
クラブは、試合を継続するためには「プロモーターが一定の条件を満たす必要がある」とした上で、すでに2試合が予定されている韓国ツアーの一部として再調整を検討する意向を示した。
そのため、バルセロナは要望が満たされた場合に限り、すでに予定されている2試合の前に韓国でこの試合を開催するという。
バルセロナのプレシーズン日程
現時点で、ヴィッセル神戸戦が中止となったことにより、バルセロナのプレシーズンは7月31日のFCソウル戦が初戦となる。3日後には大邱(テグ)との試合が行われる予定だ。
その後、バルセロナはスペインへ戻り、元バルセロナのMFセスク・ファブレガスが監督を務めるイタリアのコモと対戦する。試合会場はバルセロナにある第2スタジアム、ヨハン・クライフ・スタジアムとなる。
バルセロナは8月16日にマジョルカとのラ・リーガ開幕戦を迎え、最初の3試合はすべてアウェーで戦う。そして9月14日には、改修を終えたカンプ・ノウのこけら落としとしてバレンシアをホームに迎える。
プレシーズン日程(日本時間)
日程 | 時間 | 対戦カード | 会場 |
7月31日(木) | 午後8時 | vs FCソウル | ソウルワールドカップスタジアム(韓国・ソウル) |
8月4日(月) | 午後8時 | vs 大邱 | 大邱スタジアム(韓国・大邱) |
8月11日(金) | 午前4時 | vs コモ | ヨハン・クライフ・スジアム(スペイン・バルセロナ) |
原文:Why did Barcelona cancel Japan preseason match? Vissel Kobe friendly off for La Liga giants
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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