FIFAクラブワールドカップ2025の個人賞まとめ

コントリビューター
Kyle Bonn
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小山亮 Akira Koyama
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FIFAクラブワールドカップ2025はチェルシーの優勝で幕を閉じた。決勝戦で優勝候補筆頭のPSGに3-0で圧勝したチェルシーは、世界中に大きなインパクトを残した。

今大会は大会の拡大に伴い、個々の選手による素晴らしいパフォーマンスも数多く見られた。本記事では、今大会で特に輝いた選手を振り返り、各賞の受賞者を紹介する。

クラブワールドカップでは毎回、大会の最優秀選手に「ゴールデンボール」が授与される。2025年大会では従来の「シルバーボール」「ブロンズボール」は廃止され、「最優秀若手選手賞」「最優秀ゴールキーパー賞」「得点王」の3部門が新たに追加された。

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クラブW杯2025で最も輝いた選手は?

クラブW杯では、ゴールデンボールの受賞者が優勝チームから選ばれるのが通例であり、今大会も例外ではなかった。

今大会は従来の大会方式とは異なり、より多くの試合が行われたことで、受賞候補となる選手の活躍ぶりにも幅が出た。これまでの大会では欧州勢の出場は2試合のみだったが、拡大された今大会では、決勝進出チームはそれぞれ7試合を戦うこととなった。

PSGで目立った活躍を見せていたのは中盤の要であるヴィティーニャだろう。また、準決勝でレアル・マドリードを圧倒した試合では、ウスマン・デンベレの活躍も光り、受賞候補の一人に名を連ねている。

一方、決勝で番狂わせを演じたチェルシーは、2得点を挙げチームを優勝に導いたコール・パーマーの活躍が大きかった。さらにモイセス・カイセドも、PSGの強力な中盤を相手に圧倒的な存在感を示した。

チェルシーのクラブワールドカップ優勝は何回目? 通算成績は?

ゴールデンボール

大会最優秀選手に贈られるゴールデンボールは、大会を通じて最も優れたプレーを見せた選手に授与される。

2025年大会では、決勝で鮮烈な2ゴールを決めたコール・パーマーがこの栄誉に輝いた。

最優秀若手選手賞

決勝で敗れたものの、PSGのデジレ・ドゥエが大会の最優秀若手選手に選ばれた。

最優秀ゴールキーパー賞

チェルシーのロベルト・サンチェスがPSGの強力な攻撃陣を完封した決勝での活躍も含め、安定感ある守備でこの賞を受賞した。準決勝のフルミネンセ戦(2-0)でも無失点に抑えるなど、今大会3度のクリーンシートを達成している。

得点王

レアル・マドリードは準決勝で悔しい敗退となったが、今大会でブレイクを果たしたゴンサロ・ガルシアが4得点で得点王に輝いた。

ドルトムントのセール・ギラシ、アル・ヒラルのマルコス・レオナルド、ベンフィカのディ・マリアも4得点を挙げたが、アシスト数の差で得点王が決定した。なお、決勝で2得点を挙げたコール・パーマーを含む12選手が3得点でこれに続いている。

クラブW杯ゴールデンボール受賞者一覧

選手名クラブ
2025コール・パーマーチェルシー
2023ロドリマンチェスター・シティ
2022ヴィニシウス・ジュニオールレアル・マドリード
2021チアゴ・シウバチェルシー
2020ロベルト・レヴァンドフスキバイエルン・ミュンヘン
2019モハメド・サラーリバプール
2018ガレス・ベイルレアル・マドリード
2017ルカ・モドリッチレアル・マドリード
2016クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード
2015ルイス・スアレスバルセロナ
2014セルヒオ・ラモスレアル・マドリード
2013フランク・リベリーバイエルン・ミュンヘン
2012カッシオコリンチャンス
2011リオネル・メッシバルセロナ
2010サミュエル・エトーインテル
2009リオネル・メッシバルセロナ
2008ウェイン・ルーニーマンチェスター・ユナイテッド
2007カカACミラン
2006デコバルセロナ
2005ロジェリオ・セニサンパウロ
2000エジウソンコリンチャンス

原文:Who won best player at the 2025 FIFA Club World Cup? Palmer grabs Golden Ball after final heroics
翻訳:翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)