トニ・クロース、レアル・マドリードでの引退で「一番良かったこと」を語る

コントリビューター
Dorothy Howard
コントリビューター
浄見耕志 Koushi Kiyomi
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レアル・マドリードは、トニ・クロースが引退してから1年以上経った今も、彼の後継者を探し続けている。

クロースはクラブで10年間を過ごし、チームの中盤の要だった。

元ドイツ代表のクロースは引退の決断についての質問を受けたが、彼はその決断に満足しており、なぜこのタイミングだったのか、その理由まで明かしている。

クロースは引退について何を語ったか?

7月19日付けのエル・パイス紙の記事で、クロースは引退について率直に語り、次のように言った。

「数か月間このことについて考え続けました。つまり、ある朝ベッドから起きて突然『引退しなければならない!』と思ったわけではありません。じっくりと時間をかけて考えました」

「前年にはすでに引退を考えていましたが、最終的にはレアル・マドリードともう1年契約することにしました」

「しかし、私の考えは変わりませんでした。引退はずっとこのようにしたいと思っていて、幸運にもそれを実現できました」

クロースは2023-2024シーズン終了後に引退し、クラブでの最後のシーズンに2つのタイトルを獲得してキャリアを締めくくった。

彼は続けてこう語った。

「非常に高いレベルで引退したいと思っていました。最後のシーズンにレアル・マドリードで成し遂げたことよりも良い形で終えるのは難しいと思います。ラ・リーガとチャンピオンズリーグの両方で優勝して引退しました。さようなら」

クロースは最後に、自分の引退のタイミングで「一番良かったこと」を明かした。

「一番良かったのは、最高の状態で引退できたことです。自分で決断したことで、気持ちよく引退できました」

「自分の実力が落ちてベンチに回されたり、チームにとって以前ほど重要でなくなったことで引き下がるのではなく、最後まで重要な存在でいられたうちに、自ら引退を選びたかったのです」

「引退のタイミングを決めるのは、監督でも家族でもなく、自分の体でもない、自分自身でありたかったのです」

原文:Toni Kroos reveals the 'best thing' about Real Madrid retirement
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

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