スーパーカップを控えるトッテナム、主力MFが規律違反で招集外に

小山亮 Akira Koyama

Ziyad Jamal

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トッテナム・ホットスパーのトーマス・フランク監督は、日本時間8月14日早朝に行われるUEFAスーパーカップ(vs パリ・サンジェルマン)を前に、大きな決断を下した。

前日の記者会見でフランク監督は、マリ代表MFイヴ・ビスマがチームとともにイタリア・ウディネへ遠征していないことを明かした。理由については「規律上の理由」であり、今回の一戦には出場しないという。

その理由について指揮官は次のように語っている。

「彼(ビスマ)はこれまでにも何度か遅刻をしており、今回が決定的な一回になった。選手にはたくさんの愛情を注ぐ必要があるが、同時に要求と結果も伴わなければならない。今回の処分はその結果だ」

「今回の遠征については処分を下したが、帰国後にこの件はしっかりとフォローする。今は明日の大事な試合に集中している」と、試合後に改めて対応する意向も示した。

ビスマは昨季、公式戦で44試合に出場。5月に行われたヨーロッパリーグ決勝(vs マンチェスター・ユナイテッド)ではフル出場し、優勝に貢献していた。

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2年連続の規律違反

これでビスマがシーズン開幕前にクラブから懲戒処分を受けるのは2年連続となった。

昨夏には、SNSに風船から「笑気ガス」を吸う映像が投稿され、クラブは内部調査を実施。その結果、2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕戦の出場停止処分が科されていた。ビスマは当時、公に謝罪していたが、今回も同様の対応が求められるかは不明だ。

新シーズン開幕を目前に控えるフランク監督にとって、この不祥事は望まぬ事態である。ピッチ上の準備に集中したかったはずだが、今後数日間はビスマの処分や復帰時期に関する質問が相次ぐことになりそうだ。

原文:Thomas Frank leaves out Spurs player from Super Cup squad due to 'disciplinary reasons'
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。

Ziyad Jamal

Ziyad Jamal contributes to Sporting News - UK Wires as a freelance writer focusing on all sports. He has written for sites including GiveMeSport, Planet Sport and IBTimes UK. He graduated with a degree in BA (Hons) Football Business and Media at UCFB Wembley in 2021.