マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場で苦境に立たされている。ブライアン・ムベンモを巡るブレントフォードとの交渉は1ヶ月以上続いているものの、決着がついていない。
彼以外に獲得できたのはウルブズのマテウス・クーニャと、ディエゴ・レオン、エンソ・カナ・ビイクといった若手選手だけだ。
さらに、アンドレ・オナナがハムストリングの負傷でプレシーズンを欠場する見込みだと『テレグラフ』が報じた。オナナは今週、キャリントンでの練習復帰中に問題を抱えたようだ。報道によると、29歳の彼は6〜8週間の離脱となり、8月17日のアーセナル戦での開幕戦を欠場する可能性もある。
ユナイテッドはオナナが開幕前に完全に復調することを期待しているが、プレシーズンは彼なしで始めることになる。アルタイ・バユンドゥル、トム・ヒートン、そしてチェコ代表のラデク・ヴィテクがゴールマウスを守ることになるだろう。
彼らは来週末スウェーデンでリーズ・ユナイテッドと対戦した後、アメリカに飛び、ウェストハム・ユナイテッド、ボーンマス、エバートンといったチームと試合をする予定だ。新シーズン開幕前にはホームでフィオレンティーナとの最終親善試合も控えている。
ルーベン・アモリム監督は、バックアップGKを信頼するのか、それとも移籍市場で新たなGKに投資するのか、決断を迫られている。
マンチェスター・ユナイテッドが獲得を狙うGKとは?
アモリム監督はエミリアーノ・マルティネスの大ファンで、プレミアリーグでの経験とGKとしての総合的な実力を考えると、ユナイテッドにとって理想的な選手だろう。

彼は今夏アストン・ヴィラを退団する予定で、ユナイテッドにとってはさらに実現可能性が高まっている。サウジアラビアからの関心も集めているため、ユナイテッドは早急に動く必要がある。
このアルゼンチン人選手以外では、アタランタのGKマルコ・カルネセッキとも関係が噂されている。ユナイテッドは若きイタリア人GKに4000万ユーロ(約69億円)を提示したと報じられているが、アタランタは5000万ユーロ(約87億円)あたりを要求している。
その他にも、リールのルーカス・シャヴァリエやパルマの鈴木彩艶といったGKも今夏プレミアリーグのクラブと関係が噂されている。
原文:Ruben Amorim in transfer dilemma as Man United star set to miss preseason
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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