マンチェスター・ユナイテッド、ゴールキーパーの獲得は困難か

コントリビューター
Vishal Bhawani
コントリビューター
小鷹理人 Masato Odaka
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マンチェスター・ユナイテッドの新たなゴールキーパー探しに大きな壁が立ちはだかっている。クラブはアストン・ヴィラのエミリアーノ・マルティネスを本命と見ていた。

しかし、報道によれば、アルゼンチン代表GKの契約には契約解除条項が存在しないという。つまり、ユナイテッドが獲得するには満額を支払う必要があり、それが無理なら撤退せざるを得ない。

これまでは、マルティネスには約2160万ポンド(約40億円)の契約解除条項があると信じられており、アンドレ・オナナがオールド・トラフォードで苦戦していることもあり、ユナイテッドのファンの間では早期獲得への期待が高まっていた。

しかし『デイリー・メール』によれば、その条項は存在しないという。

つまり、アストン・ヴィラが交渉に応じない限り、ユナイテッドはこの争奪戦から手を引く可能性がある。

ユナイテッドはマルティネス獲得にいくら必要か?

契約解除条項がない今、アストン・ヴィラが主導権を握っている。

クラブは売却の必要に迫られておらず、ユナイテッドがオファーを出すなら、2100万ポンドを大きく上回る金額、場合によっては倍近い金額を要求すると見られている。

マルティネスは2020年にアーセナルからヴィラに加入し、これまでに200試合以上に出場、70のクリーンシートを記録している。

また、アルゼンチン代表としてワールドカップ優勝も経験しており、近年その評価はさらに高まっている。そのため、ユナイテッドは多額の移籍金を支払うか、他の選択肢を模索する必要がある。

マルティネス自身は新たな挑戦に前向きとされており、サウジアラビアのクラブも関心を示しているが、プレミアリーグ内での移籍であれば条件次第で応じる可能性があるという。

しかし、問題はそれだけではない。ユナイテッドはこの夏、オナナを売却しない可能性もある。カメルーン代表GKは現在負傷中だが、8月に復帰予定でポジション争いに意欲を示している。

さらに、控えGKのアルタイ・バユンドゥルも退団する可能性があり、クラブは早急にGK陣の整理を進めなければならない状況にある。

原文:Man Utd suffers huge blow in pursuit of transfer target
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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