マンチェスター・シティは、9月1日の移籍市場の閉幕までにレアル・マドリードのアタッカー、ロドリゴ・ゴエスに対して衝撃的なオファーを提示し、再び夏の移籍市場を席巻する可能性がある。
ペップ・グアルディオラ監督は、エティハド・スタジアムでの大胆なチーム再編を6月の時点でほとんど完了させた。
ケヴィン・デ・ブライネとカイル・ウォーカーが退団し、大きな穴が2つ空いたため、ライアン・アイト=ヌーリ、タイアニ・ラインデルス、ライアン・シェルキを獲得し、7月にはジェームズ・トラフォードも復帰した。
追加補強を行わない方針に傾いていたものの、ロス・ブランコスはロドリゴの放出に関して扉を閉ざしておらず、グアルディオラが動く可能性が出てきた。
FIFAクラブワールドカップで出場機会が限られた後、ブラジル代表FWはマドリードを離れる見込みとされ、リバプールとアーセナルが追っていた。
しかし、両クラブともそれぞれユーゴ・エキティケとヴィクトル・ギェケレシュを獲得し、さらにリバプールはアレクサンダー・イサクの獲得も試みていたことから、その噂は消えていった。
それでも、移籍市場終盤にシティから大量の退団があれば、グアルディオラが反応する可能性があり、元バルセロナ監督は以前からレアル・マドリードの11番を高く評価している。
マンチェスター・シティはロドリゴを獲得できるのか?
シティとロドリゴの関係は日に日に強まっており、イギリスとスペイン双方の報道がこれを裏付けている。移籍専門ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、レアル・マドリードは24歳のFWに対しておよそ8600万ポンドを要求するという。
シャビ・アロンソ監督はロドリゴを残すことに前向きだが、キリアン・エムバペとヴィニシウス・ジュニオールの立場が揺るがない中で、新布陣での先発保証はできない。

シティ側では、ジャック・グリーリッシュがエバートンへのシーズンローン移籍に近づいており、トッテナムはサヴィーニョの獲得に動いている。
この2人が去れば、ロドリゴが得意とする左サイドの攻撃的ポジションに空きができ、さらにジェームズ・マカティーも退団が見込まれている。
しかし最大の問題点は、これらの売却でロドリゴの移籍金の大部分を賄えるかどうかだ。現時点でエバートンはグリーリッシュの買取条項に乗り気ではなく、サヴィーニョとマカティーの売却額を合わせても約6000万ポンドにとどまる。
ロドリゴがマンチェスター行きに興味を示せば、グアルディオラは他の選手売却やグリーリッシュのローン条件見直しに動く可能性がある。
原文:Man City need three sales to bankroll blockbuster Rodrygo offer
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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