ブライトンのスター選手、三笘薫はアメックス・スタジアムでの長期的な将来について決断に近づいているようだ。
この日本代表選手は、2022年に川崎フロンターレからプレミアリーグのブライトンに加入して以来、目覚ましい成長を遂げ、チームの主力選手としてファンに愛される存在になった。
三笘は2024-2025シーズンにキャリアハイとなるプレミアリーグで10ゴールを決め、ジョアン・ペドロ、ダニー・ウェルベックと並んでチームのトップスコアラーになった。ブライトンの首脳陣は、28歳の彼を現在の契約期間以降も引き留めたいと考えている。
チェルシーがペドロ獲得に動いたことで、ブライトンは2027年6月に期限が切れる三笘の契約問題の解決を急ぐ必要が出てきた。
彼は1月にサウジ・プロリーグからのオファーを断ったほか、今夏にはバイエルン・ミュンヘンからの誘いも断っており、ブライトンへのコミットメントを示している。バイエルンはヴィンセント・コンパニ監督の攻撃陣を強化するため、左サイドの選手を何人かターゲットにしていたが、フロリアン・ヴィルツ獲得競争ではリヴァプールに敗れ、ニコ・ウィリアムズ獲得争いではバルセロナに先行されている。
UEFAチャンピオンズリーグ出場やアリアンツ・アレーナでの大幅な給与増といった魅力にもかかわらず、Sky Sportsの報道によると、三笘はブライトンとの契約延長を希望しており、それが実現すれば2029年までクラブに残留する可能性がある。
三笘薫の契約、年俸、主要スタッツ
サラリーの専門サイトSpotracのデータによると、三笘は現在ブライトンでクラブキャプテンのルイス・ダンクと並び、推定年間415万ポンド(約7億5000万円)でチーム内2番目の高給取りだ。契約を延長すれば、年間450万ポンド(約8億1000万円)のフェルディ・カディオグルを上回ることになり、ファビアン・ヒュルツェラー監督のチームでの目覚ましい活躍が報われる形になる。
ブライトンでの3シーズンで、三笘は公式戦108試合に出場し24ゴールを挙げている。そのうちプレミアリーグでは88試合で20ゴールを記録している。

しかし、彼のより詳細なスタッツはさらに目を引く。2024/25シーズンは、プレミアリーグでのプログレッシブキャリー数(ボールを相手ゴールに近づけるドリブル)で146回を記録し、ジェレミー・ドク、モハメド・サラー、ノニ・マドゥエケに次ぐ4位に入った。
また、プログレッシブパスレシーブ数(相手ゴールに近い位置でパスを受ける回数)でも291回で、サラー、ブライアン・エンベウモ、ルイス・ディアスに次ぐ4位だった。
三笘とブライトンが来シーズン目指す最終目標は、ヨーロッパのカップ戦出場だ。プレミアリーグは2026/27シーズンも再びチャンピオンズリーグの出場枠を5つ獲得する可能性がある。
原文:Kaoru Mitoma drops Brighton future update amid Champions League offer
翻訳:小鷹理人 (スポーティングニュース日本版)
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