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【欧州CL】決勝前にサウジ行き決断のインザーギをインテルOBが批判 「プロにふさわしくない」

坂東実藍 Miran Bando

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2週間以上が経っても、インテルの傷は癒えていない。

インテルは欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝でパリ・サンジェルマンに0-5と大敗した。決勝での5点差は史上最多。シーズン終盤まで三冠の可能性があったチームにとって、屈辱的な結末となってしまった。

このビッグマッチを前に、インテルは不穏な空気に包まれていた。シモーネ・インザーギ監督にサウジアラビア行きのうわさが浮上したからだ。そして実際、インザーギは決勝後にインテルを退団。アル・ヒラルの新監督となり、開催中のクラブワールドカップに臨んでいる。

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インザーギはかなり以前からインテル退団を決めていたと言われる。そしてそれを裏づけたのが、アル・ヒラルCEOだ。引き抜きが「とても大変な仕事だった」と、一定期間をかけての招へいだったことを示唆した。さらに、インザーギの要請で欧州CL決勝が終わるのを待ったと、試合前に就任が決定事項となっていたことを明かしたのだ。

決勝での不可思議な屈辱的大敗もあり、一部のイタリアメディアはインザーギの振る舞いを非難している。OBのロベルト・ボニンセーニャも、『Gazzetta dello Sport』紙で「悲しい話だ。プロにふさわしくない」とインザーギを批判した。

「これほどインテルにとって大事な試合の前に、すでに別の契約を結ぶところだったなんて、正しいことだと思わない。特にインテルほどのクラブが何も知らなかったのならね」

「少なくとも、インザーギは決断を下したことをもっと以前からインテルに知らせるべきだった。決勝直前にすべて決まっていたと今のタイミングで知るのは正しいことじゃない」

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。