トーマス・ミュラーの新天地がついに決定か MLSクラブと契約合意

小山亮 Akira Koyama

Dorothy Howard

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Kai Pfaffenbach-Reuters via Imagn Images

今夏モドリッチやデ・ブライネなど、多くのレジェンドがクラブを去る決断を下している。そしてトーマス・ミュラーも、その一人だ。

バイエルンに計25年在籍したミュラーは、アカデミーでキャリアをスタートさせたのち、セカンドチームを経てトップチームに定着。長年にわたってクラブの中心選手として活躍してきた。

日本時間7月30日、移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ミュラーはメジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスとの契約に合意した模様だ。これはクラブ史上でも最大級の補強と位置づけられている。

なお、同クラブには横浜FMなどで活躍したGK高丘陽平も所属しており、ミュラーとの共闘にも注目が集まる。

ミュラーがバイエルンで築いた偉大な功績

トーマス・ミュラーは、その輝かしい実績によってバイエルン史に名を刻んだ選手である。

ドイツ代表でも活躍したミュラーは、バイエルンで13度のブンデスリーガ制覇を達成。また、UEFAチャンピオンズリーグでも2度の優勝を果たし、通算33個のタイトルをクラブにもたらした。

出場試合数は700試合を超え、通算250ゴールを記録。これはバイエルンの歴代得点ランキングで3位に相当する。さらに、通算222アシストはクラブ史上最多の数字であり、ミュラーの高い創造性と継続的な貢献を物語っている。

ブンデスリーガにおいては502試合に出場し、そのうち361試合で勝利を収めており、常にチームを勝利へと導いてきた。

こうした圧倒的なスタッツが示すとおり、トーマス・ミュラーは偉大な選手であると同時に、常にファンから愛され続ける存在だった。彼の名前はこれからもバイエルン・ミュンヘンの歴史と共に語り継がれていくだろう。

原文:Former Bayern Munich star agrees deal with new club
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。

Dorothy Howard

Dorothy Howard is a freelance soccer writer for The Sporting News. Dorothy loves all things sports, especially soccer. She is unfortunately a hardcore Manchester United fan, but loves the USWNT. Since starting her career, she has published work for multiple sports sites, and is a trusted name in sports reporting.