日本時間5月11日(日)、ラ・リーガ35節、バルセロナ vs レアル・マドリードの一戦が行われる。これが、今シーズン最後の「エル・クラシコ」となる。ラ・リーガも残り4節となり、優勝争いの行方を大きく左右する注目の大一番だ。
ここでは、エル・クラシコの見どころについて解説する。
優勝争いの天王山
ラ・リーガ順位表(34節終了)
| 順位 | チーム | 勝ち点 |
| 1位 | バルセロナ | 79 |
| 2位 | レアル・マドリード | 75 |
| 3位 | アトレティコ・マドリード | 67 |
ラ・リーガの優勝争いは、バルセロナとレアル・マドリードの2クラブに絞られた。この試合は今季のタイトルレースを左右する一戦となる。
首位バルセロナと2位レアル・マドリードの勝ち点の差は「4」だ。バルセロナが勝利となると、勝ち点の差は「7」に広がり、タイトル獲得に大きく前進する。
一方、レアル・マドリードが優勝するためには、この試合での勝利が絶対条件だ。勝てば勝ち点差が「1」となり、優勝への望みをつなげることができる。ただし、引き分け以下に終われば、マドリーは、無冠でシーズンを終える可能性が極めて高くなる。
今シーズンの対戦成績は?
今シーズンは、すでに3度対戦している。
| ラ・リーガ 第11節 | レアル・マドリード - 0 バルセロナ - 4 |
| スーペルコパ 決勝 | レアル・マドリード - 2 バルセロナ - 5 |
| コパ・デル・レイ 決勝 | レアル・マドリード - 2 バルセロナ - 3 |
今シーズンの直接対決では、バルセロナの3戦全勝。バルサの強さが目立つ。特に、リーグ戦では、敵地サンティアゴ・ベルナベウで、4-0でバルサが勝利した。マドリーはホームサポーターの前で屈辱の4失点をしてしまう。
このまま、バルサが4戦全勝するか、マドリーが意地をみせるのか、大きな注目が集まる。
コンディションと日程の差
シーズン終盤を迎え、各チームのコンディションには大きな差が出ている。
バルセロナは、4月27日のコパ・デル・レイ決勝で延長戦を戦い抜いて優勝。その後も、欧州CLの2戦とリーグ戦を戦い、2週間で3試合を消化している。特に、欧州CL準決勝2ndレグでは、再び延長戦に突入しており、選手の疲労が限界に近い。
一方、レアル・マドリードは、欧州CLは準々決勝で敗退している。そのため、4月下旬以降は、コパ・デル・レイの決勝戦とリーグ戦の1試合のみ。マドリーの選手たちのコンディション面は、バルセロナより有利とみた。
予想スタメンは?
バルセロナ
- #25 シュチェスニー
- #24 エリック・ガルシア
- #2 クバルシ
- #5 イニゴ・マルティネス
- #35 マルティン
- #21 デ・ヨング
- #8 ペドリ
- #20 ダニ・オルモ
- #19 ヤマル
- #7 フェラン・トーレス
- #11 ラフィーニャ
バルセロナは、インテル戦と同様のメンバーが起用されると予想する。コパ・デル・レイ決勝で決勝点を挙げたクンデは怪我で欠場。レバンドフスキはインテル戦で途中出場し復帰したが、スタメンではなくベンチからのスタートになると見込んだ。
レアル・マドリード
- #1 クルトワ
- #17 ルーカス・バスケス
- #14 チュアメニ
- #35 ラウール・アセンシオ
- #20 フラン・ガルシア
- #19 セバージョス
- #8 バルベルデ
- #5 ベリンガム
- #15 ギュレル
- #7 ヴィニシウス
- #9 エムバペ
セルタ戦で先発し、ゴールを決めたアルダ・ギュレルが、不調のロドリゴに代わりスタメンに入ると予想する。問題は、ディフェンスラインの人員不足だ。リュディガー、アラバ、ミリトンが負傷離脱となり、CBはラウールアセンシオと、本職がMFのチュアメニが起用されている。マドリーは、不安定な最終ラインで、好調のバルサの攻撃陣を止めることができるのか。
勝敗予想は?
バルセロナが勝利予想とする。過密日程による疲労は懸念されるものの、攻撃陣は好調を維持している。欧州CLのインテル戦では、2試合合計6得点を記録。今季のクラシコでも4得点・5得点・3得点と、毎試合大量得点でマドリー守備陣を崩してきた。マドリーの不安定なディフェンスラインを考慮すれば、バルサが押し切る展開になる可能性は高い。
⚽️試合概要
- 大会名:ラ・リーガ35節
- 対戦カード:バルセロナ vs レアル・マドリード
- 開始時刻:日本時間5月11日(日)23:15キックオフ予定
- 会場:エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(スペイン・バルセロナ)
ラ・リーガ第35節、バルセロナvsレアル・マドリードの戦いは「DAZN」と「U-NEXTサッカーパック」で配信予定だ。


