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NRL(ナショナル・ラクビー・リーグ)史上初の女性クラブCEOであり、カンタベリー・バンクストウン・ブルドックスのCEOであるレイリーン・キャッスル氏はイスラエル・フォラウの言動に頭を悩ませている。
フォラウは先月、SNSを通じて反同性愛に関する投稿をしたが、これによりラグビー界だけでなくスポーツ界全体から非難を浴びている。
これに見かねたキャッスル氏は評議会を招集し、フォラウにお灸を据えた。しかしフォラウは火曜日、再び物議を醸す投稿をした。彼のツイッターの投稿にはYouTubeのリンクが添付されており、そのビデオのタイトルは「神を前に、正しい者となろう」というものだった。
このビデオの映像には、アメリカ人伝道者のデイヴィッド・ウィルカーソンが出演しており、同性婚についての論及がなされていた。
「私のキャリアの中で一番困難な問題に直面している。なぜなら、正しい答えなんて見つからないからだ」とキャッスルは語っている。
With great love i wanted to share this video in the hope that people watch it and think about it. Jesus is coming back soon and he wants us to turn to him through repentance and baptism in the name of Jesus Christ (Acts 2:38) please don't harden your heart https://t.co/PtDoPCQDco
— Israel Folau (@IzzyFolau) 2018年5月7日
「人権問題について考えなければいけない一方で、同時に言論の自由についても考えなければいけない。宗教的な事であれ、人には考えを主張する権利が与えられている。問題はその主張が他者への尊敬を伴って発せられるかだ。」
フォラウがキャッスルを失望させた事に変わりはないが、彼のプレーヤーとしての需要は以前として高い。例えばクイーンズランド・レッズのコーチであるブラッド・ソーンは、フォラウの事を傑出した人間だと称している。しかし、フォラウはこのラブコールを無視し、現在所属しているワラターズで来季もプレーするようだ。
NRLのCEOであるトッド・グリーンバーグは、フォラウがチームと契約を結ぶ際に、SNSでの振る舞いを自重するよう確約を求めている。
原文:Rugby Australia boss Raelene Castle admits she is struggling with Israel Folau dilemma
翻訳:TATSUYA SATO