本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

ウォリアーズが次に狙うトレードは? シュルーダーに続いてバトラーやジョージがベストの案か

コントリビューター
Stephen Noh
コントリビューター
坂東実藍 Miran Bando
ウォリアーズが次に狙うトレードは? シュルーダーに続いてバトラーやジョージがベストの案か image

ゴールデンステイト・ウォリアーズで最も新しい選手は、デニス・シュルーダーだ。しかし、それは長く続かないかもしれない。

▶完全無料でアマギフ500円分をGET! 今週のスポーツ結果予想クイズのテーマは?

ウォリアーズはステフィン・カリーを助ける得点力を求めていた。そして今季平均18.4得点、6.6アシストを記録しているシュルーダーを獲得した。しかし、ウォリアーズが優勝候補としての地位を高めるのに、シュルーダーだけでは足りない。それはつまり、さらなる動きがあるかもしれないことを意味している。

『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、『NBA Countdown』に出演した際、「これによってウォリアーズがビッグネームを狙うことから外れるわけではない」と話した。

「彼らはスター選手を狙って動き続けていると聞いている。そしてシュルーダーに加え、今季後半にもっと大きな動きをするかもしれない」

では、その大きな動きとはどんなものになり得るのだろうか。そしてシュルーダーのトレードはチームの様相をどのように変えるのだろうか。

▶楽天モバイル『最強プラン』ならどこよりも安くNBA全試合見放題

デニス・シュルーダー獲得のウォリアーズにとってベストのトレード目標

ウォリアーズはシュルーダーのトレードでいくつかドラフト資産を失った。だが、たいしたものではない。手放したのは2巡目指名権を3つだ。そして引き換えに保護条件つきの指名権を手に入れた。

これでウォリアーズがトレードで使用できるのは、保護条件なしの2030年の2巡目指名権をひとつと、あまり条件が良くない2巡目指名権2つ、保護条件なしの1巡目指名権が2つ、そして2030年の保護条件つきの1巡目指名権がひとつだ。悪くない。

シュルーダーのトレードのタイミングは重要だ。12月17日(日本時間18日)の前に取引したことで、ウォリアーズは2月4日から6日(同5日から7日)に再び彼を移籍させられる。そしてシーズンの残りで彼をとどめることを選んでも、シュルーダーの契約は満了を迎えるため、長期的な計画には影響しない。より大きな取引が可能になれば、それを阻まないローリスクの取引だったのだ。

では、そのより大きな取引とは例えばどんなものだろうか?

ウォリアーズには、ジミー・バトラーの獲得に強力なオファーを出せるだけの指名権と有望株が残っている。シュルーダー、アンドリュー・ウィギンズ、ギャリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガといくつかの1巡目指名権を組み合わせれば、マイアミ・ヒートのスターを獲得するのに十分かもしれない。

もうひとつ、より実現の可能性が低そうなシナリオだが、再びポール・ジョージのトレードに動くことはあるだろうか。オフシーズンで関心を寄せていたが、フィラデルフィア・76ersとの争奪戦で敗れている。

しかし、76ersは急降下中だ。そしてベストプレイヤーのひとりだったジャレッド・マイケンを、シーズン終了となるかもしれない負傷で失った。ジョエル・エンビードの負傷がしばらくの離脱となるなら、ついにタオルを投げるかもしれない。76ersはトップ6から外れれば、2025年の指名権がオクラホマシティ・サンダーのものとなる。大きく状況が悪化すれば、ジョージの放出を試みることも不可能ではない。

一方で、ウォリアーズが獲得できるかもしれない中級の選手たちはたくさんいる。キャメロン・ジョンソンカイル・クーズマジェレミ・グラントは、ウィングのポジションでニーズに合うだろう。ビッグマンの層を厚くすると決めたら、ニコラ・ブーチェビッチヤコブ・パートルは2000万ドル(約30億8000万円/1ドル=154円換算)というリーズナブルなサラリーで獲得可能だ。

さらに、内部での改善の余地も残されている。シュルーダーのトレードは、ウォリアーズが2年目のブランディン・ポジェムスキーから十分なものを得られていなかったことを意味する。ルーキーシーズンは有望だったが、大きく後退してしまった。

ポール・ジョージのトレード話の際、ポジェムスキーはアンタッチャブルと考えられていた。だが、その高い評価を正当化できていない。フィールドゴール成功率37.6%、3ポイントショット成功率25.0%にとどまっている。ウォリアーズが敗れた12月15日(同16日)のダラス・マーベリックス戦では、終盤に向かって特に荒れたパフォーマンスだった。

カーHCは公の場でポジェムスキーを称賛している。だが、シュルーダーが加われば、ポジェムスキーの出場時間が割かれることになるだろう。

クミンガも移籍しなければウォリアーズを高めるかもしれない。12月3日(同4日)にスターティングラインナップ入りしてから良くなったようで、6試合で平均20.8得点をあげている。

2月6日(同7日)のトレードデッドライン(トレード期限)まで、ウォリアーズにはまだ時間がたくさんある。シュルーダーのトレードは良いスタートだった。だが、それで終わりではないかもしれない。

原文:Warriors trade rumors: Jimmy Butler, Paul George among best targets for Golden State after Dennis Schroder deal(抄訳)
翻訳:坂東実藍