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ビクター・ウェンバンヤマがNBAで最もユニークな選手であることを示す数字

コントリビューター
Gilbert McGregor
コントリビューター
坂東実藍 Miran Bando
ビクター・ウェンバンヤマがNBAで最もユニークな選手であることを示す数字 image

ビクター・ウェンバンヤマはまだNBAで出場100試合に達していない。だが、当初の大きな期待を上回っている。

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2年目の今季、20歳のウェンバンヤマは出だしこそ比較的スロースタートだった。だが、それから流れをつかんでいる。早々に「ライジングスター」というレッテルをはがし、スーパースターダムへと飛躍しつつあるのだ。直近のパフォーマンスは、その最新例だろう。

12月1日(日本時間2日)、ウェンバンヤマは通算3回目のトリプルダブルを達成した。NBAのほかのどの選手とも違うことを改めて示している。しかも彼はあと1か月ほどでようやく21歳なのだ。

まだシーズンは序盤だ。しかし、近年低調な成績だったスパーズは、ポストシーズン返り咲きを果たそうとしている様子だ。ここでは、そのスパーズに貢献しているウェンバンヤマの数字についてまとめる。

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ビクター・ウェンバンヤマのスタッツ

開幕から17試合でウェンバンヤマは平均24.0得点、10.2リバウンド、3.6アシスト、1.3スティール、3.5ブロック、フィールドゴール成功率48.4%、3ポイントショット成功率35.0%、フリースロー成功率85.5%を記録している。

印象的な数字を残しているウェンバンヤマだが、シーズン序盤のスランプを抜け出してから直近はさらに見事な出来だ。

ターニングポイントとなったのは、開幕から10試合目。1点差で敗れたユタ・ジャズ戦で、ウェンバンヤマは24得点、16リバウンドのダブルダブルを達成している。黒星だったが、ウェンバンヤマは3P9本中6本成功、そして7ブロックを記録し、スランプを脱出した。

ジャズ戦以降のウェンバンヤマがいかに強力だったかを見てみよう。

ジャズ戦以降のビクター・ウェンバンヤマ
スタッツ平均
得点31.1
リバウンド11.0
アシスト4.6
スティール1.0
ブロック3.4
フィールドゴール(成功率)11.6/21.5 (54.1%)
3ポイントショット(成功率)5.1/11.9 (43.2%)
フリースロー(成功率)2.8/3.5 (78.6%)

ジャズ戦以降のウェンバンヤマは、平均3P成功がステフィン・カリー以上。平均得点はリーグ4位だ。平均3.4ブロックは、マイアミ・ヒートの3.3ブロックをも上回る。

直近8試合の間に、ウェンバンヤマは以下のようなパフォーマンスも披露した。

ジャズ戦以降のビクター・ウェンバンヤマ
日付対戦相手得点FG3Pリバウンドアシストブロック
11月11日キングス3413/226/121463
11月13日ウィザーズ5018/298/16623
11月26日ジャズ3413/236/14723
12月1日キングス3411/175/914113

そして数字以上に、ウェンバンヤマは文字どおり守りようがないことをやってのけている。

サクラメント・キングスのドマンタス・サボニスは、6フィート10インチ(約208センチ)でウィングスパンは6フィート11インチ(約211センチ)。だが、エルボーからのウェンバンヤマのジャンプショットを阻むことはできなかった。

ウェンバンヤマが7フィート3インチ(約221センチ)でウィングスパンが8フィート(約244センチ)の選手だと改めて実感させられる。

Victor Wembanyama fadeaway

NBA

2年目のウェンバンヤマはオールスター初選出や年間最優秀守備選手賞、オールNBAチーム選出へと向かっている。そしてキングス戦で感情を表したのが示すように、最大の目標は初のNBAプレイオフ進出だ。

20試合で11勝9敗のスパーズは、その途上にある。

原文:These Victor Wembanyama stats prove the Spurs rising star is most unique player in NBA history(抄訳)
翻訳:坂東実藍