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NBAポストシーズン予想:東西両地区を勝ち抜いて優勝するチームは?|NBAプレイオフ2025

コントリビューター
Stephen Noh
コントリビューター
坂東実藍 Miran Bando
NBAポストシーズン予想:東西両地区を勝ち抜いて優勝するチームは?|NBAプレイオフ2025 image

2025年のNBAプレイオフは、久しぶりにオープンな展望だ。

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魅力的な対戦がたくさんある。ことしは予想が難しい。だが、だからこそ楽しみが増すというものだ。

ここでは、NBAプレイオフ2025を予想してみよう。

NBAプレイオフ2025

NBA Playoffs Bracket 2025

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イースタン・カンファレンス

(1) キャバリアーズ vs. (8) マジック/ホークス/ブルズ/ヒート

(2) セルティックス vs. (7) マジック/ホークスの勝者

(3) ニックス vs. (6) ピストンズ

(4) ペイサーズ vs. (5) バックス

ウェスタン・カンファレンス

(1) サンダー vs. (8) ウォリアーズ/グリズリーズ/キングス/マーベリックス

(2) ロケッツ vs. (7) ウォリアーズ/グリズリーズの勝者

(3) レイカーズ vs. (6) ウルブズ

(4) ナゲッツ vs. (5) クリッパーズ

Giannis Antetokounmpo
(Getty Images)

イースタン・カンファレンスのファーストラウンド予想

(1) キャバリアーズ vs. (8) マジック/ホークス/ブルズ/ヒート

プレイイン・トーナメントを勝ち上がり、クリーブランド・キャバリアーズと対戦するのがどのチームになるかは、あまり重要ではない。アトランタ・ホークスはレギュラーシーズンで2勝1敗と、キャバリアーズ相手に驚きの強さを見せてはいる。ただ、オーランド・マジック、シカゴ・ブルズ、マイアミ・ヒートは、合計でもキャバリアーズ相手に2勝8敗だ。

今季のキャバリアーズの強さから、ファーストラウンドは第5戦までに突破するだろう。

勝者:キャバリアーズ

(2) セルティックス vs. (7) マジック/ホークスの勝者

ボストン・セルティックスは万全の状態ではない。ジェイレン・ブラウンのひざは大きな懸念だ。痛み止めの注射を打たなければならず、シーズンを通じて同じ状態ではないようだった。どちらのチームとの対戦になっても、セルティックスはブラウンを休ませるかもしれない。

ホークスは今季、セルティックスに2回勝利している。ひとつはトレイ・ヤング不在の中での白星だ。マジックも今季2勝しているが、ひとつはセルティックスが主力を休ませていた試合。もう1試合もジェイソン・テイタムが不在だった。

レギュラーシーズンの結果によらず、セルティックスの力とプレイオフ経験なら、どちらとの対戦もさほど心配する必要がないだろう。ホークスはジェイレン・ジョンソンを失ってからアップダウンが続いた。マジックはシーズンを通じて得点力に欠ける。シリーズを通じて、あるいは部分的にでもブラウンが欠場した場合でも、セルティックスはやすやすと切り抜けるはずだ。

勝者:セルティックス

(3) ニックス vs. (6) ピストンズ

プレイオフ・ファーストラウンドで最も興味深い対戦だ。ニューヨーク・ニックスはシーズンを通じて好チームに苦しんできた。勝率5割超のチーム相手の成績は15勝23敗だ。そして彼らは一部選手の出場時間が多く、昨季はケガに苦しめられた。

デトロイト・ピストンズも好チーム相手にうまくやれなかった。ただ、今季のニックス戦は3勝1敗だ。番狂わせを起こす候補として非常に人気となるかもしれない。

最終的には、ニックスと予想する。JB・ビッカースタッフ・ヘッドコーチは、レギュラーシーズンで素晴らしい指揮官だ。年間最優秀コーチ賞の票も投じられるだろう。だが、2シーズン前のファーストラウンドでは、シード上位だったにもかかわらず、トム・シボドーHCのニックスにひどく敗れた。まだプレイオフの指揮官としての実績がないのだ。

また、ニックスのほうがプレイオフ経験に勝り、シーズン終盤に復帰したミッチェル・ロビンソンという武器も加えている。シボドーの指導とジェイレン・ブランソンの勝負どころの強さがあれば、この対戦を制すのはニックスとなるだろう。

勝者:ニックス

(4) ペイサーズ vs. (5) バックス

この対戦は、右ふくらはぎの血栓でレギュラーシーズンの終盤を欠場したデイミアン・リラードを起用できるかどうかによるだろう。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、ミルウォーキー・バックスはプレイオフのどこかで復帰可能と楽観しているという。だが、一般的には少なくとも治療に3か月が必要なだけに、ファーストラウンドでリラードがプレイすることはないと見られる。

バックスが必ずリラードを必要とするくらいに、インディアナ・ペイサーズは好調だ。タイリース・ハリバートンは荒れた序盤戦を経て、再びリーグトップ15に入る選手に戻った様子。また、ペイサーズは層が厚く、昨季も東地区決勝まで勝ち進み、ビッグマッチで勝てることを証明した。

このシリーズのベストプレイヤーは、ヤニス・アデトクンボだろう。だが、リラード不在でバックスはカイル・クーズマ、ブルック・ロペス、ボビー・ポーティスといった選手たちにあまりに頼っている。ペイサーズは層の厚さとスピードで上回るはずだ。

勝者:ペイサーズ

Shai Gilgeous-Alexander
(Getty Images)

ウェスタン・カンファレンスのファーストラウンド予想

(1) サンダー vs. (8) ウォリアーズ/グリズリーズ/キングス/マーベリックス

オクラホマシティ・サンダーはレギュラーシーズンでメンフィス・グリズリーズとサクラメント・キングスを相手に負けなしだった。ダラス・マーベリックスは苦手としているが、カイリー・アービングが負傷離脱し、ルカ・ドンチッチがトレードされて、完全に異なるチームとなっている。サンダーは楽勝のはずだ。

サンダーにとって唯一の難関は、ゴールデンステイト・ウォリアーズがプレイイン・トーナメント初戦で敗れ、2試合目で勝利した場合だ。ジミー・バトラーを獲得してからのウォリアーズは好調で、サンダーはすでにレギュラーシーズンで2回敗れている。

ただ、この対戦はおそらく実現しないだろう。ウォリアーズはプレイイン・トーナメント初戦で不振のグリズリーズを倒すはずだ。そしてたとえウォリアーズが第8シードになったとしても、サンダーの優位は変わりない。

勝者:サンダー

(2) ロケッツ vs. (7) ウォリアーズ/グリズリーズの勝者

ヒューストン・ロケッツほど、第2シードにもかかわらず評価されていないチームがあっただろうか。激しい守備と、アルペレン・シェングン&スティーブン・アダムズというダブルビッグマンのラインナップを擁し、ロケッツは支配的なレギュラーシーズンとして、激戦の西地区を抜け出した。フィジカルを駆使した守備と激しい攻撃で、対戦相手を苦しめるだろう。

だが、ウォリアーズはロケッツを本当に苦しめられるかもしれない。サイズはないが、ステフィン・カリーが再び素晴らしいシーズンとしており、見事なショットメイク力を持つ。レギュラーシーズンでの対戦も、カリーを擁するウォリアーズの3勝2敗だった。そしてプレイオフに強いバトラーも厄介だろう。ロケッツのフィジカルに対抗するはずだ。この対戦は第7戦までもつれ込むかもしれない。

勝者:ウォリアーズ

(3) レイカーズ vs. (6) ウルブズ

ミネソタ・ティンバーウルブズは西地区決勝まで勝ち進んだ昨季ほどの守備ではない。非常に優れていることは変わりないが、マイク・コンリーは37歳でついに年齢を感じさせるようになった。ジュリアス・ランドルはアップダウンが多く、プレイオフでの結果が良くない。

一方、ロサンゼルス・レイカーズは守備の調子を上げてきた。攻撃はドンチッチによって完全に変わり、JJ・レディックHCはすでにエリート戦術家であることを証明している。ファーストラウンドでドンチッチとレブロン・ジェームズが倒されるほうに賭けるのは難しい。

勝者:レイカーズ

関連記事:【NBAプレーオフ2025】レイカーズ vs ティンバーウルブズ見どころ・予想 八村塁にかかる突破のキーマンとしての役割(外部配信)

(4) ナゲッツ vs. (5) クリッパーズ

ウェストのファーストラウンドで最高のマッチアップがこの対戦だ。カワイ・レナードは再び本来の力を見せるようになっている。リーグのどのチームにとっても怖い存在だ。ロサンゼルス・クリッパーズはシーズンを通じて守備が素晴らしかった。イビツァ・ズバッツとクリス・ダン(出場試合の条件未達)がオールディフェンシブチーム級のプレイを見せている。

マイケル・マローンHCとカルビン・ブースGMを解任するというショッキングな決断を下してから、ナゲッツは3勝0敗という成績だった。デイビッド・アデルマン代理HCが後押しとなり、月並みだったレギュラーシーズンを乗り越えられるだろうか。ジャマール・マレーのハムストリングは100%の状態にない。ナゲッツがプレイオフで勝ち進んでいくには、マレーが優勝した2023年のようなレベルに戻ることが必要となるだろう。

ニコラ・ヨキッチは厳しい戦いでナゲッツを勝利に導けるはずだ。この対戦はレギュラーシーズンで2勝2敗と五分の成績だった。ただ、クリッパーズはナゲッツに対する答えを見つけておらず、平均28.3得点、10.0リバウンド、5.7アシスト、フィールドゴール成功率54%、3ポイントショット成功率52%を許している。ナゲッツはヨキッチが活路を見いだすかもしれない。

勝者:ナゲッツ

Jalen Brunson (Knicks), Jayson Tatum (Celtics) 10222024

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カンファレンス準決勝予想

(1) キャバリアーズ vs. (4) ペイサーズ

キャバリアーズはレギュラーシーズンでペイサーズ相手に1勝3敗だ。ひとつはどちらのチームも主力不在という試合だった。もう1試合は、キャバリアーズがスターターの3人を休ませている。

このシリーズは、非常に優れたチーム同士の接戦となるだろう。キャバリアーズは攻撃がリーグトップだ。だが、ペイサーズも9位と悪くない。

違いは守備にある。キャバリアーズはリーグ8位だが、ペイサーズは14位だ。オールスターブレイク以降、ペイサーズの守備は格段に良くなっている。だが、エリートクラスのドライブ、ペース、動きがあるキャバリアーズの攻撃には非常に苦しむだろう。

勝者:キャバリアーズ

(2) セルティックス vs. (3) ニックス

この対戦はセルティックスが制すだろう。レギュラーシーズンで4勝0敗とニックスを支配した。接戦だったのも、オーバータイムにもつれ込んだ1試合だけだ。

ニックスは打倒セルティックスのため、5アウトオフェンスをまね、テイタムとブラウンを抑えるためにウィングにディフェンダーを置くかたちでつくられた。

だが、それは実現に至っていない。ジョシュ・ハートの不安定なショットはニックスの弱点であり、セルティックスにクリスタプス・ポルジンギスを隠す素晴らしいスポットを与えている。シーズン最初の試合で対戦した際、セルティックスはハートに対する戦略で大勝した。ニックスはその解決策を見つけていない。そしてハートはほかの点であまりに貴重で、ベンチに座らせてはおけない選手だ。

勝者:セルティックス

(1) サンダー vs. (4) ナゲッツ

レギュラーシーズンで2勝2敗と五分の両軍だ。ヨキッチとシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがそれぞれベストプレイヤーとなってきた。

ただ、ナゲッツにはサンダー相手に不利な点が多すぎる。マレーはシーズン終盤に調子を上げたが、健康に大きな疑問符がつく。ラッセル・ウェストブルックはもっと不安定で、指揮官交代以降は役割が減少された。ジェイレン・ピケットは本当にサンダーに対する答えだろうか。

ナゲッツはあまりにヨキッチ頼みだ。サポーティングキャストがいない。一方、サンダーはあまりに多くの選手を擁している。アイザイア・ハーテンシュタインにチェット・ホルムグレンというサイズもあり、ナゲッツと競えるだろう。そしてギルジャス・アレクサンダーを止められる選手はナゲッツにいない。

勝者:サンダー

(7) ウォリアーズ vs. (3) レイカーズ

ジェームズ対カリーは、リーグにとって夢の対戦だ。

どちらのチームも、トレードデッドラインでチームを変えてからはるかに良くなった。4月3日(同4日)には非常に面白い試合をしている。結果はレイカーズが123-116で勝利した。

また、どちらも年齢が高いチームだ。ウォリアーズはプレイイン・トーナメントを戦う。レイカーズはその間の1週間の休養を生かすべきだろう。また、ウォリアーズはロケッツを倒しても傷だらけなはずだ。

このマッチアップは、本当にどちらに転ぶか分からない。勝者を決めるのは、スター選手たちだろう。ドンチッチとジェームズは、カリーとバトラーよりやや優勢だ。

勝者:レイカーズ

Al Horford and Donovan Mitchell

カンファレンス・ファイナル予想

(1) サンダー vs. (3) レイカーズ

この対戦で有利な経験を持つのがレイカーズであることは確かだ。だが、それは彼らが頼りにできるすべてでもある。サンダーは昨季のセカンドラウンドで第6戦の末に敗れてから、次のステップアップへの準備を整えてきた。

サンダーには、ドンチッチとジェームズを抑えるためのエリート級のディフェンダーが多い。ルーゲンツ・ドートは以前もドンチッチをうまく守った。アレックス・カルーソも控えている。ジェイレン・ウィリアムズもオールディフェンシブ級のガードで、今季はあらゆるポジションを守ってきた。ケイソン・ウォレス彼らを相手にするサイズを持たないが、オースティン・リーブスを抑える素晴らしい選択肢になれる。

サンダーの守備は、ビル・ラッセル時代のセルティックス以来のベストだ。レイカーズも守備を向上させてきたのは確かだが、ドライブを多用するサンダー相手のこのシリーズでは、その守備に亀裂が生じ始めるかもしれない。レイカーズのビッグスリーには、スピーディーなサンダーのガードたちを相手に踏ん張れる足さばきがない。また、ジャクソン・ヘイズ以外にインサイドのサイズも欠く。

勝者:サンダー

(1) キャバリアーズ vs. (2) セルティックス

誰もが待ち望んできた対戦だ。シーズン序盤からこの2チームが対戦する運命だった。東地区で頭ひとつ抜けた存在だ。

レギュラーシーズンの対戦は4試合とも一桁点差だった。結果も2勝2敗と五分だ。全般的にはセルティックスのほうがより強かったように見えるが、ブラウンのひざの問題で変わるかもしれない。

ドリュー・ホリデーのショットは今季序盤に弱点となった。肩の問題はコントロールしているようで、シーズン後半戦は大きく改善されている。だがそれでも、キャバリアーズは彼に対して距離を空けてくるかもしれない。

最終的には、ブラウンがどれだけかによるだろう。セルティックスには万全の状態の彼が必要だ。彼がいれば、ミッチェルとダリアス・ガーランドに対する質の高いディフェンダーが増える。ただ、今季のブラウンが攻守両面でかなり後退したことを考えれば、ピーク時の効果を発揮することはできないのではないか。

勝者:キャバリアーズ

Shai Gilgeous-Alexander Oklahoma City Thunder Donovan Mitchell Cleveland Cavaliers

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NBAファイナル予想

(1) サンダー vs. (1) キャバリアーズ

彼らはレギュラーシーズン最高の2チームだった。どちらも昨季はカンファレンス・セミファイナルを突破できなかっただけに、ファイナル進出は成長の証となる。

明らかに有利なのはサンダーだ。レギュラーシーズンでキャバリアーズの64勝に対し、68勝をあげたことで、ホームコートアドバンテージを手にする。ミッチェルとガーランドに対してどのチームにもなかったペリメーターでの守備も、サンダーにはある。そしてハーテンシュタインとホルムグレンがおり、エバン・モーブリーとジャレット・アレンのビッグマンコンビに対抗できる。

また、サンダーにはシリーズ最高の選手がいる。ミッチェルは素晴らしかったし、トップ10に入るタレントだ。しかし、人によるが、ギルジャス・アレクサンダーはナンバー1かナンバー2だろう。

サンダーにはキャバリアーズという素晴らしいチームを倒すだけのタレント、層の厚み、支配力がある。ここがサンダー王朝の始まりとなるかもしれない。

勝者:サンダー

原文:NBA playoff picks, predictions for 2025 bracket from play-in games to NBA Finals(抄訳)
翻訳:坂東実藍