ミルウォーキー・バックスが新たに2024年のラリー・オブライエン・トロフィーを掲げる最有力候補となった。ポートランド・トレイルブレイザーズ、フェニックス・サンズとの三角トレードで、オールNBAチーム選出7回のデイミアン・リラードを獲得したバックスが、新シーズンのNBAで優勝するとの予想オッズが+400に急上昇したのだ。
昨季のバックスは、第8シードのマイアミ・ヒートに敗れ、プレイオフ・ファーストラウンド敗退という落胆の結果に終わった。だが、エイドリアン・グリフィン・ヘッドコーチの就任1年目に、4年間で2回目となる優勝を果たす大きなチャンスを手にしたようだ。
バックスがヤニス・アデトクンボとスーパースターガードを組ませ、優勝に向けて強化したのを受けて、ひとつ疑問が生じる。バックスが2024年のNBAファイナルを制すという予想に早めに賭けるのは賢明か、という疑問だ。
ここでは、リラードのトレードを受け、『BetMGM』が更新したオッズを見ていこう。
[AD] スコア遊ライブ:野球・サッカー・バスケほか注目スポーツの試合結果を超速報!
2023-2024シーズンのNBA優勝予想オッズ
| チーム | オッズ |
| ミルウォーキー・バックス | +400 |
| デンバー・ナゲッツ | +475 |
| ボストン・セルティックス | +500 |
| フェニックス・サンズ | +650 |
| ロサンゼルス・レイカーズ | +1200 |
| ゴールデンステイト・ウォリアーズ | +1400 |
| フィラデルフィア・76ers | +1600 |
| ロサンゼルス・クリッパーズ | +2000 |
| ダラス・マーベリックス | +2200 |
| クリーブランド・キャバリアーズ | +2500 |
| メンフィス・グリズリーズ | +3000 |
| マイアミ・ヒート | +3000 |
| ニューオーリンズ・ペリカンズ | +5000 |
| ニューヨーク・ニックス | +5000 |
| サクラメント・キングス | +5000 |
| アトランタ・ホークス | +8000 |
| ミネソタ・ティンバーウルブズ | +8000 |
| オクラホマシティ・サンダー | +8000 |
| ブルックリン・ネッツ | +10000 |
| トロント・ラプターズ | +10000 |
| シカゴ・ブルズ | +15000 |
| インディアナ・ペイサーズ | +25000 |
| ポートランド・トレイルブレイザーズ | +25000 |
| サンアントニオ・スパーズ | +25000 |
| ユタ・ジャズ | +25000 |
| オーランド・マジック | +35000 |
| ヒューストン・ロケッツ | +35000 |
| シャーロット・ホーネッツ | +50000 |
| デトロイト・ピストンズ | +50000 |
| ワシントン・ウィザーズ | +50000 |
ミルウォーキー・バックスの2024年NBA優勝予想オッズ(+400)
こういった大型トレードがあると、ベッティング市場は過剰に反応する傾向がある。リラードはトレードによってバックスから放出されたドリュー・ホリデーよりも攻撃面を向上させるだろう。だが、チーム最高のペリメーターディフェンダーだったホリデーを手放すことで、バックスが守備面で後退することも疑いない。
バックスは優勝予想オッズで有力候補となったのに加え、イースタン・カンファレンスの頂点を占う予想でも、ボストン・セルティックスをわずかに上回った。東地区とNBAファイナルを制覇する候補として、バックスはセルティックス以上のオッズにふさわしいだろうか。
[AD] 楽天モバイル『Rakuten最強プラン』でNBA全試合見放題! 詳細&申し込みはこちらから
もちろん、リラードのトレードは魅力的だ。バックスがリーグ最高のワンツーパンチを手に入れることは間違いない。それでも、セルティックスは東地区で最も包括的なロスターで、2シーズン連続でリーグトップのネットレーティングを記録できるチームだ。
確かに、リラードのフロアを広げる力は、バックスの攻撃をリーグ有数の効率にするのに役立つだろう。だが、プレイオフで勝ち進んでいくには、相手の攻撃を止めなければならない。
原文:Milwaukee Bucks NBA Championship Odds 2024: Damian Lillard trade sees Bucks emerge as odds-on favorites(抄訳)
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:坂東実藍