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ルカ・ドンチッチがレイカーズと延長契約 「これは始まりにすぎない」

坂東実藍 Miran Bando

ルカ・ドンチッチがレイカーズと延長契約 「これは始まりにすぎない」 image

NBA Entertainment

ロサンゼルス・レイカーズは8月3日(現地2日)、ルカ・ドンチッチと延長契約を結んだことを発表した。長期の契約とされている。

バスケットボール運営部代表のロブ・ペリンカGMは、「本日は球団にとって象徴的な瞬間です。ルカ・ドンチッチの未来はレイカーズとともにあります」と話した。

「ルカはバスケットボールにおいて最も並外れた選手のひとりであり、コートでの支配力や情熱は他と比較できないほどです。ルカがレイカーになって以降、彼とファンの間にはすぐに絆と称賛の気持ちが生まれました。レイカーズの試合を見れば、その気持ちを感じられるでしょう。ルカはコート上で絶対的なキラーであり、コミュニティに対する思いやりや惜しみなさは唯一無二です。何より、常に優勝を目標とするレイカーズがその達成を目指す上で、ルカはこれから球団をけん引してくれるでしょう」

一方、ドンチッチは「初日からとても温かく僕や家族を迎え入れ、支えてくれて、球団、チームメイト、ファンに本当に感謝しています」と述べている。

「レイカーズは素晴らしい球団であり、僕は一緒に築いていることを本当に信じています。再びロサンゼルスに優勝をもたらすべく、レイカー・ネーションが誇れるように、できる限りのハードワークを続けます。これは始まりにすぎません。これからのこと、このチームで特別なことを築き続けていくことを楽しみにしています」

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ドンチッチは2月3日(現地2日)にトレードでダラス・マーベリックスからレイカーズに加入。レギュラーシーズンでは28試合に先発出場し、平均35.1分間のプレイで28.2得点、8.1リバウンド、7.5アシスト、1.6スティールを記録している。

マーベリックスとレイカーズでのNBAにおける7シーズンで、ドンチッチはレギュラーシーズンの450試合に出場(全試合先発)。平均34.9分間のプレイで28.6得点、8.6リバウンド、8.2アシスト、1.2スティール、フィールドゴール成功率46.8%、3ポイントショット成功率35.0%、フリースロー成功率75.1%をマークしてきた。平均得点はレギュラーシーズンでNBA史上3位の数字だ。

ドンチッチは2023-2024シーズンに平均33.9得点を記録し、得点王に輝いた。また、自己最多の73得点もマークしている。NBAの歴代4位タイとなる数字だ。さらに、史上2人目となる400試合以内での通算1万得点&3000リバウンド&3000アシスト超も達成している。通算トリプルダブル達成82回は歴代7位、現役選手で4位の数字だ。

プレイオフでは5シーズンで通算55試合に先発出場。平均39.2分間のプレイで30.9得点、9.2リバウンド、7.8アシスト、1.6スティールを記録している。ミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した2025年のポストシーズンは、レイカーズで平均41.6分間出場。30.2得点、7.0リバウンド、5.8アシスト、1.0スティールを記録した。

2024年のプレイオフでマーベリックスをNBAファイナルまで導いたドンチッチは、同球団で初めてプレイオフ通算得点、リバウンド、アシスト、スティールで球団最多記録を樹立している。プレイオフでの平均得点は歴代2位。ポストシーズンでのトリプルダブル達成10回はリーグ歴代6位タイだ。

NBAドラフト2018でアトランタ・ホークスに全体3位で指名され、その後マーベリックスにトレードされたドンチッチは、ルーキーシーズンに平均32.2分間のプレイで21.2得点、7.8リバウンド、6.0アシスト、1.1スティールを記録し、2019年のNBA新人王に輝いている。

なお、延長契約にともない、ルカ・ドンチッチ財団は世界中の若手アスリート77人を支援するために500万ドル(約7億4000万円/1ドル=148円換算)を寄付する。

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坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。