レブロン・ジェームズがレイカーズからウォリアーズに移籍するならどんなトレードが候補に?

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昨季、ゴールデンステイト・ウォリアーズはロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズを獲得しようとした。彼らはまだあきらめていないようだ。

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『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は、12月11日(日本時間12日)の『Get Up』で、「ウォリアーズは昨季からレブロンがステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンと組むことを夢見てきた」と報じた。

ジェームズとステフィン・カリーはパリオリンピック2024で一緒に金メダルを獲得しており、彼らが組めばどれだけ素晴らしいかはすでに周知のとおりだ。再びそのコンビを見ることはあるだろうか。

ここでは、考えられないようなことが現実となるのに必要な条件をまとめる。

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レブロン・ジェームズがウォリアーズに移籍するならどんなトレードに?

様々な理由から、ジェームズのウォリアーズ移籍は簡単に実現するものではない。

まず、どちらの球団も財政的な制約がある。そのため、サラリーのことも含めて選択肢は多くない。

次に、ウォリアーズはレイカーズに多くを提示できない。ジェームズを手放すことにした場合、レイカーズはほかのチームと取引するほうが、より多くを得ることができるはずだ。

それから、レイカーズのインサイダーであるアンソニー・アーウィン記者の報道。どんなトレードでも、ジェームズの息子ブロニー・ジェームズを絡めなければならないという。

最後に、ジェームズの契約にはトレード拒否条項が含まれていることだ。つまり本人がウォリアーズへのトレードを望んでいなければならない。そして、ウォリアーズが魅力的な移籍先であり続けるには、タレントの多くをとどめる必要があるだろう。

これらの条件を踏まえた上で、両チームによるトレードの可能性を見てみよう。

トレード案

Warriors LeBron James trade

fanspo.com

レイカーズ獲得:

  • アンドリュー・ウィギンズ
  • ディアンソニー・メルトン
  • ギャリー・ペイトン二世
  • ジョナサン・クミンガ
  • 2026年のドラフト1巡目指名権
  • 2028年のドラフト1巡目指名権
  • 2030年のドラフト1巡目指名権(1~20位指名権の場合)

ウォリアーズ獲得:

  • レブロン・ジェームズ
  • ブロニー・ジェームズ
  • キャム・レディッシュ
  • ジェイレン・フッド・シフィーノ

ウォリアーズにとってのメリット

あまり考える必要はないだろう。優勝を目指すチームで、ジェームズをトレードで獲得できるチャンスがあるなら、それを狙うものだ。

ウォリアーズにとってはなおさらだ。ジェームズはまだ素晴らしい選手であることに加え、ウォリアーズのシステムに完ぺきにフィットする。

ジェームズとカリーのピック&ロールがいかに破壊的かは、オリンピックで見たとおりだ。特に、カリーがスクリーンをかけ、スイッチでジェームズのマークをより小さい選手にした時はなおさらである。40歳になるジェームズだが、彼が突破した時に止められるガードはいない。

ウォリアーズでは、対戦相手がカリーにダブルチームを仕掛けると、ドレイモンド・グリーンがプレイメーカーとなる。グリーンは素晴らしいが、ジェームズならまったく別レベルとなるはずだ。ジェームズが守備を崩すため、相手はヘルプにいくことが不可能となるだろう。

レディッシュとフッド・シフィーノを含めるのは、サラリー調整の必要からだ。フッド・シフィーノはNBA選手ではないかのようだが、若い有望株であることは変わらず、理論上は向上可能だろう。

おそらく、ブロニー・ジェームズが今季出場することはないはずだ。しかし、ウォリアーズは彼を若手の有望株と見て、ドラフトで指名することも考えた。これから化けるかもしれない。

ウィギンズ、メルトン、ペイトン二世、クミンガは、ジェームズのサラリーに合わせるのに必要だろう。

この種の取引を実現させるには、ウォリアーズはドラフト資産をすべてあきらめなければいけない。そして前述の案に含まれているのが、彼らが持つ全資産だ。2030年の指名権は、21位以下の場合はワシントン・ウィザーズのものとなる。

レイカーズにとってのメリット

取引のネックとなり得るのはレイカーズだ。彼らがジェームズのトレードを望む理由はあるだろうか。確かに今の彼らは優勝を競う有力チームのようではないかもしれない。だが、すぐにジェームズのトレード話をシャットダウンした昨季もそれは同じだった。

この点は置いておいて、ジェームズ本人がトレードを要求したり、レイカーズのオーナーが突然心変わりした場合を考えてみよう。その場合、これはかなり良い条件となるはずだ。

昨季は苦戦したウィギンズだが、リーグでも堅実な先発ウィングに復調した。ペイトン二世はレイカーズが強く必要とする守備のストッパータイプだ。メルトンはシンプルに今季で契約満了となる選手。そして本当に貴重なのはクミンガだ。

ウォリアーズでクミンガは安定しなかった。確かに得点をあげられるし、リムへのドライブはスペシャルだ。しかし、ブレイクに必要なショットや守備はほとんど垣間見えただけだった。それでも、彼ほど身体能力の高さと才能を兼ね備えた選手は多くない。

ローテーション選手を3人獲得できれば、レイカーズは競争力を保ち、アンソニー・デイビスを中心とする次のフェーズにうまく移行できる。そしてドラフト指名権を3つ獲得すれば、いずれジェームズの代わりとなるようなスーパースターのトレードに用いることもできる。

最大のネックとなるのは、ジェームズのトレード拒否条項だろう。カリーとのコンビなど、スターが完ぺきにそろっていなければならないはずだ。もしもジェームズが動けば、この取引は実現するかもしれない。

原文:LeBron James to Warriors trade rumors: How Golden State can unite Stephen Curry with Lakers superstar(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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