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八村塁を含めたトレードはあり得るか? トレイ・ヤングめぐりレイカーズとホークスが取引するかもしれない理由

コントリビューター
Stephen Noh
コントリビューター
坂東実藍 Miran Bando
八村塁を含めたトレードはあり得るか? トレイ・ヤングめぐりレイカーズとホークスが取引するかもしれない理由 image

NBA Entertainment

ロサンゼルス・レイカーズは開幕から10試合で6勝4敗と、5勝5敗スタートだった昨季と似たチームのようだ。シーズンはまだ始まったばかりだが、レイカーズはウェスタン・カンファレンスの7位。ゴールデンステイト・ウォリアーズやフェニックス・サンズ、オクラホマシティ・サンダー、デンバー・ナゲッツといったチームとは明らかな差がある。

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では、トレードの可能性はあるだろうか?

レイカーズは2029年と2031年のドラフト指名権を取引に使える。指名権交換権も3つ、2巡目指名権も5つだ。カイル・クーズマやキャメロン・ジョンソン、ドリアン・フィニー・スミス、ウォーカー・ケスラー、ブルース・ブラウン、ザック・ラビーンといった選手たちを狙うとうわさされてきた。

では、もっとビッグネームを狙うとしたらどうだろうか。彼らの未来を変える可能性がある、オールスター選出3回の選手がいる。

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レイカーズがトレードでトレイ・ヤングを獲得する可能性

『The Ringer』のビル・シモンズ記者によると、レイカーズが真剣に考慮すべきターゲットは、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングだ。同記者は最新のポッドキャストで、ホークスがヤングを放出するなら、レイカーズとのトレードは大いに理にかなっていると指摘した。

シモンズ記者が提案したのは、ディアンジェロ・ラッセル、八村塁、ジェイレン・フッド・シフィーノ、2つのドラフト1巡目指名権と引き換えにヤングを獲得するというトレードだ。サラリーキャップのルールから認められない取引だが、少し修正することで実現可能となる。

ここでは、12月15日(日本時間16日)に可能となり、両チームにとって役立つかもしれないトレードについてまとめる。

関連記事:【11/16見どころ】八村塁がV.ウェンバンヤマとパリ五輪以来の対決 レイカーズ対スパーズ|見どころ・勝敗予想オッズ(外部配信)

トレード案

レイカーズ獲得:

  • トレイ・ヤング
  • コディ・ゼラー

ホークス獲得:

  • ディアンジェロ・ラッセル
  • 八村塁
  • ゲイブ・ビンセント
  • 2029年のドラフト1巡目指名権
  • 2031年のドラフト1巡目指名権
Trae Young trade to Lakers

fanspo.com

レイカーズがトレードする理由

26歳のヤングは、レブロン・ジェームズと今後の世代の橋渡し役になるかもしれない。そして同時に、レイカーズが通算18回目の優勝を目指すのに必要なチームの向上につながる。

ヤングは素晴らしいパサーだ。今季も平均11.5アシストを記録しており、これはニコラ・ヨキッチに次ぐリーグ2位の数字。ピック&ロールが素晴らしい選手で、リーグ有数のロブパスを出せる。アンソニー・デイビスと素晴らしいコンビネーションを築けるだろう。デイビスならヤングの守備での限界もカバーできるはずだ。

また、ヤングならレイカーズが3ポイントショット試投を増やすのに役立つかもしれない。現在はリーグ26位という数字だ。JJ・レディック・ヘッドコーチが強調してきたポイントだが、ショットを増やすことができていない。ヤングなら後押し不要だ。3P平均試投9.3本はリーグ7位の数字である。

ゼラーを含めたのは、主にサラリー調整の目的からだ。しかし、彼は控えビッグマンとして役立てる。デイビスの負担を軽減するためにレイカーズが求めてきたことだ。現在、ゼラーはトレードかバイアウトを待ってホークスのローテーションから外れている。

この取引でレイカーズが払うコストもさほど悪くない。ラッセルは開幕9試合でスターティングラインナップから外れ、レディックHCの好みから外れた。八村は優れた選手だ。しかし、いずれジャレッド・バンダービルトから戻った時に八村のポジションに入ることができる。ビンセントは加入してからあまり貢献できていない。

ドラフト指名権は後にとても有益となり得るが、ヤングは素晴らしい選手であり、そういった選手の獲得にはコストがかかるものだろう。

 

ホークスがトレードする理由

今季のホークスは開幕から5勝7敗という成績だ。ヤングが入団してからは187勝231敗。確かにイースタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだシーズンもあったが、偶然的だった。ヤングを中心にして平均以上のチームを築くことができていないのだ。シモンズ記者もそう指摘した。

「トレイ・ヤングをめぐるビジネスから抜け出し、ジェイレン・ジョンソンとダイソン・ダニエルズを中心チームをつくるチャンスだ。良いアイディアだと思う」

ホークスがヤングのトレードを望んだ場合も、下位に甘んじようとすることはないだろう。次の3つのドラフト1巡目指名権はサンアントニオ・スパーズのものだ。一部のベテランや八村という優れた若い選手のトレードで、東地区におけるプレイイン・トーナメント出場を競うことができるだろう。一方でジョンソンやダニエルズ、ドラフト1位指名のザカリー・リザシェイといった若手を育てることができる。

ジョンソンとダニエルズは、さらに大きな役割を担う準備ができていると思われる。ダニエルズはヤング抜きでもブレイクし、11月12日(同13日)のボストン・セルティックス戦では自己最多の28得点をマーク。ホークスを予想外の勝利に導いた。ジョンソンは素晴らしい身体能力とプレイメーク、得点力を見せ、チームのベストプレイヤーのひとりとなっている。

ホークスがこの取引を拒むかもしれない理由となるのは、単純に得るものがヤング級の選手ほど素晴らしくないことだ。シモンズ記者は取引相手として合うのがレイカーズだけだと言うが、オーランド・マジックはもっとドラフト指名権を差し出せる。彼らには若くてダイナミックなプレイメークできるポイントガードを必要だ。スパーズやブルックリン・ネッツ、ユタ・ジャズも同様だろう。ヤングを狙うかもしれないチームはほかにもあるのだ。

レイカーズには指名権交換権と2巡目指名権があり、取引をしやすくするためにそれらを使うことができる。ビンセントの代わりにオースティン・リーブスを含めれば、さらに興味深い取引となるだろう。ただ、レイカーズは検討することさえ乗り気でないようだ。3人目のスターを獲得するには、シモンズ記者が想像している以上を提供しなければならないだろう。

原文:Lakers 'only team' for Trae Young in predicted trade with Hawks, NBA analyst says(抄訳)
翻訳:坂東実藍