ロサンゼルス・クリッパーズは7月22日(現地21日)、クリス・ポールと契約したことを発表した。
バスケットボール運営部代表のローレンス・フランクは、「クリッパーズのジャージーを着て最も影響を及ぼした選手のひとりであり、キャリアのこのチャプターでチームに戻ってくるのは適切なことです」と述べている。
「クリスはその卓越したボールハンドリング、プレイメーク、ショットの力で我々のバックコートを強化する助けとなるでしょう。控えポイントガードとしての加入で、タロン・ルー・ヘッドコーチが望む役割をなんでもこなす意欲です。グループの一員でいたいと望んでおり、その彼が戻ってきてくれて、我々は幸運です」
クリッパーズの歴史において最も輝かしい経歴のひとりが復帰するかたちとなる。40歳のポールは2011年から2017年までクリッパーズに在籍。409試合に出場し、平均18.8得点、9.8アシスト、4.2リバウンド、2.2スティールを記録した。6シーズンともプレイオフ進出にチームを導いており、通算アシストで球団記録を樹立している。
2024-2025シーズンのポールは、サンアントニオ・スパーズで全82試合に出場。平均28.0分間のプレイで8.8得点、7.4アシスト、3.6リバウンド、フィールドゴール成功率42.7%、3ポイントショット成功率37.7%、フリースロー成功率92.4%をマークした。12試合でダブルダブルを達成し、12月9日(現地8日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦では、通算アシストランキングでジェイソン・キッドを上回るNBA歴代2位に浮上している。
ポールはニューオーリンズ・ホーネッツ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、スパーズ、そしてクリッパーズで通算1354試合に出場(先発1314試合)。平均33.7分間のプレイで17.0得点、9.2アシスト、4.4リバウンド、2.0スティールを記録してきた。
NBAドラフト2005でホーネッツに全体4位で指名されたポールは、2005-2006シーズンの新人王を受賞。オールスター選出12回、オールNBAチーム選出11回、オールディフェンシブチーム選出9回。2021年にはNBA創設75周年記念チームに選ばれた。アメリカ代表としてオリンピックでも金メダルを2回獲得している。
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