8月25日に開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023は、フィリピン、日本、インドネシアの3か国共催で9月10日まで行われる。
5~8位順位決定戦の2試合が行われた13日目は、ラトビアがイタリアに、リトアニアがスロベニアに勝利した。
ここでは、9月7日に行われた試合のトップパフォーマーを詳しく見ていくことにしよう。
ヨナス・バランチュナス(リトアニア)
ワールドカップに出場しているNBAセンターで最も優れたひとりであるバランチュナスは、FIBA主催大会においてペイント内で優位に立つことが多かった。この日のスロベニア戦まで平均13.1得点、8.3リバウンドと大会を通じて堅実だった。
そしてスロベニアに100-84で勝利した7日の試合でも、バランチュナスは24得点、12リバウンド、1スティール、1ブロックを記録。ここまで最高のパフォーマンスで原動力となることを証明している。ニューオーリンズ・ペリカンズのビッグマンは、フリースローでも8本中8本成功を記録した。
リトアニアは9日の順位決定戦でラトビアと5位の座を争う。
ルカ・ドンチッチ(スロベニア)
ドンチッチがワールドカップでまたも目覚ましいパフォーマンスを披露した。ダラス・マーベリックスのスターは3試合連続となる20得点超を達成。リトアニアに84-100で敗れたが、自身は29得点、6リバウンド、2アシスト、3スティールを記録した。
ドンチッチ以外の選手が攻撃でなかなか安定できなかったスロベニアは、9日の最終戦でイタリアと7位の座を争う。
アンドレイズ・グラズリス(ラトビア)
オクラホマシティ・サンダーのダービス・ベルターンスの出場時間が制限されていた7日のイタリア戦は、ラトビアにとって他選手がステップアップする機会だった。それを生かしたの、バスケット付近でのソフトタッチを駆使してラトビアを勢いに乗せたグラズリスだ。
残り24秒に重要な3ポイントショットを沈め、87-82の勝利に貢献したグラズリスは、フィールドゴール13本中12本成功の28得点、6リバウンド、1アシスト、1スティール、1ブロックを記録している。
ラトビアは9日の順位決定戦でリトアニアと5位の座を争う。
ニコロ・メッリ(イタリア)
イタリアは7日のラトビア戦で大会を通じて活躍していたユタ・ジャズのフォワード、シモーネ・フォンテッキオが欠場した。82-87で敗れた試合は元NBA選手のルイージ・ダトメが20得点とけん引したが、全般的なチームのベストプレイヤーだったのは、おそらくメッリだろう。メッリはFG8本中5本成功の11得点、9リバウンド、4アシストを記録した。
イタリアは9日の順位決定戦でスロベニアと7位の座を争う。
原文:World Cup Standouts, Day 13: Jonas Valanciunas, Luka Doncic shine(抄訳)