佐々木朗希がヤンキース、メッツとのミーティングを実施と報道

Kristie Ackert

石山修二 Shuji Ishiyama

佐々木朗希がヤンキース、メッツとのミーティングを実施と報道 image

Jiji Press

ニューヨーク・ヤンキースは、またもやクロスタウン・ライバルとの激しいフリーエージェント獲得競争に巻き込まれている。

ヤンキースとメッツは現地12月19日(木)、同じ日に佐々木朗希とのミーティングを行ったと米紙『ニューヨーク・ポスト』のコラムニスト、ジョン・ヘイマン氏が報じた

▶完全無料でアマギフ500円分をGET! 今週のスポーツ結果予想クイズのテーマは?

「ニューヨークの2チームは木曜日にロサンゼルスを訪れ、日本の若きスター投手獲得へ向けたピッチを行った」とヘイマン氏は書いている。

シカゴのスポーツラジオ局『670 The Score』によると、佐々木は現地20日(金)にはシカゴ・カブスとも面談する予定となっていた。また、現地の報道では、ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスが佐々木獲得の最有力候補と見られている。

佐々木は、日本球界においてローテーションの柱となる実力を見せてきた。怪我に悩まされることもあったが、4シーズンで29勝15敗、防御率2.10という成績を残している。彼は9イニングあたりわずか2つの四球しか許さず、対戦した打者の32.4%を三振に仕留めている。 また、414イニングで16本しか本塁打を許していない。

2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは、佐々木は約165キロの速球を武器に日本代表の優勝に貢献している。

佐々木はまだ23歳であるため、MLBの国際ボーナスプールのルールに従って契約を結ばなければならない。これは通常、ラテンアメリカ出身の16歳の選手の契約に適用されるルールと同じである。日本の選手たちは通常、MLB挑戦を25歳まで待つことでこのルールの適用を免れ、フリーエージェントとして契約金を最大限に増やしている。

佐々木の場合には、このルールが適用されるためどの球団であっても支払うことのできる金額はおよそ750万ドル(1ドル156円換算で約11億7000万円)に制限される。ヤンキースやドジャースのような資金力のあるチームであっても金銭面での優位性はないということだ。

また、佐々木の代理人であるジョン・ウルフ氏は今月行われたウィンターミーティングの場でメディアの注目度が低い小規模な市場のチームが適しているとコメントしていた。

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

原文:Yankees, Mets held meetings with top free-agent pitcher, per MLB insider
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

Kristie Ackert

Kristie Ackert grew up in Central New York, learning to love college basketball and football with Syracuse. A Syracuse graduate, she spent the majority of her adult life covering New York City sports, including time on both the Mets and Yankees beat for the New York Daily News. 

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。