FA市場に残る大物の一人、アレックス・ブレグマン獲得争いからヤンキース脱落との推測

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チーム力アップへ多忙なオフシーズンを送っているニューヨーク・ヤンキースは、獲得可能なビッグネームのほぼ全てに関心を持っているかのように報じられてきた。

中でも、ヤンキースが獲得する可能性を幾度も報じられきた大物選手の一人が、アストロズでプレーしてきたフリーエージェント、アレックス・ブレグマンだ。

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アストロズのサイン盗み問題に関係していたことでヤンキースと過去のいざこざはあるものの、フィールド上だけで考えれば両者は良いマッチングに思われる。

ヤンキースは、ゴールドグラブ賞を受賞してきたブレグマンの守備力、トップバッターとしての攻撃力を生かすことができるだろう。一方のブレグマンも今オフのアストロズの補強を見る限り、新天地が必要となることは間違いなさそうだ。

しかしながら、『MLB.com』のマーク・ファインサンド記者は、ヤンキースがブレグマン獲得に多額の資金を用意する可能性を一蹴した。

「三塁手獲得を目指しているチームを見ると、常にヤンキースの名前が常に挙がってくる」とファインサンド氏は語った

「ただ、マックス・フリードに投じた金額、コーディ・ベリンジャーやデビン・ウィリアムズの契約など、ヤンキースがすでに多額を投じていることを考えると、ブレグマン獲得に本気で資金を投入するとは思えない」

そしてファインサンド氏は、ブレグマン獲得の最有力候補はボストン・レッドソックスとデトロイト・タイガースの2チームだろうと付け加えた。

今オフ当初、米紙『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者は、ブレグマンが2億ドル(1ドル158円で約316億円)近い契約を求めていると報じている。

ブレグマンがヒューストンからボストンへ移籍するとなると、同地区ライバルのヤンキースにとっては痛手となるだろう。ヤンキースにとっては、ブレグマンの悪役イメージを定着させることになるはずだ。

ヤンキースは内野陣の編成について決断を迫られている。ジャズ・チゾムを三塁に残し、守備面でも成長の兆しを見せたチズムに期待するという手もある。 その場合、キム・ハソンのフリーエージェントでの獲得、ブランドン・ロウのトレード獲得を狙うということになるだろう。

あるいは、チゾムを二塁手に戻し、三塁の強化を図るという考え方もあるが、その場合のフリーエージェントで獲得できる選択肢はそれほど多くない。

ホリデーシーズンが終わると、2か月足らずでスプリングトレーニングが始まる。ストーブリーグはさらに熱を帯びることは間違いない。

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原文:Yankees may be out on $200 million free-agent All-Star, per MLB insider
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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