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ヤンキース加入の前田健太がAAAでの登板初戦で好投

コントリビューター
Billy Heyen
コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
ヤンキース加入の前田健太がAAAでの登板初戦で好投 image

ニューヨーク・ヤンキースは先週、マイナー契約で前田健太を獲得するという低リスクの補強を行った。

前田は今シーズン、タイガースで開幕を迎えたが結果を残せず、カブスのマイナー組織でも苦戦をしていた。ラストチャンスと言えるような状況に追い込まれている前田だが、ヤンキースは試してみる価値があると考えた。

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そして現地9日(土)、前田はそのヤンキースの思いに応えるように、結果を出してみせた。

37歳の日本人右腕は、トリプルAのスクラントン/ウィルクスバリ・レイルライダーズの一員としてリーハイバレー・アイアンピッグス戦に先発した。結果は6イニング91球を投げて無四球、無失点で抑え、5本のヒットは浴びたものの、7個の三振を奪った。

(ヤンキースに加入した前田健太のマイナーでの最初の先発。6回被安打5、自責点0、7奪三振、91球)

身長183cmの右投手は、日本プロ野球で活躍したのち、2016年シーズン前にロサンゼルス・ドジャースと契約し、4年間で通算47勝35敗、防御率3.87の成績を残した。  

その後、前田はミネソタ・ツインズに移籍してミネアポリスで4シーズンを過ごした。うち3シーズンでは故障なくプレイし、ツインズでは18勝14敗、防御率4.02の成績を残した。

タイガースは2024年シーズン前に前田を獲得したが、29試合に登板して防御率6.09という結果に終わった。そして今シーズン、前田はデトロイトのブルペンの一員として7.88の防御率を記録した後、自由契約となった。

カブスと契約後はAAAアイオワで12試合に先発登板したが、ここでも57.1イニングで防御率5.97、45奪三振といまひとつ結果を残せずに終わっていた。

ヤンキース加入後の登板はまだ1試合だけだが、少なくとも最初の登板でまだ何かを成し遂げられるだけの力が残っているかもしれないと感じさせる内容だった。もしこれが本物ならば、ヤンキースとすれば願ったり叶ったりだろう。

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原文:Yankees' Kenta Maeda just took a huge step toward joining New York's pitch
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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