アーロン・ジャッジ、あえてソトとは話をせず 「そっとしておくのが一番」

Kristie Ackert

石山修二 Shuji Ishiyama

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アーロン・ジャッジはこのオフシーズン、フアン・ソト残留のためにメッセージを送りまくっているわけではないようだ。

NJ.comのマックス・グッドマン記者が報じたところだと、ニューヨーク・ヤンキースのキャプテンは現地11月21日(木)の夜、MVPが発表される場でソトと話せることを期待していたが、フリーエージェントとなったソトはその場にいなかったと言う。

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「彼とはまったく話していないんだ」とジャッジは語った。

「そっとしていくのが一番いいことだと考えているからね。シーズン中にずっと話しているから、僕たちがどう思っているか分かっているはずさ。(いま)最も大切なのは、家族と過ごし、祈りを捧げ、周囲の人々と話し合い、彼と彼の家族にとって正しい決断を下すことだ」

木曜の夜、満票で自身2度目のアメリカン・リーグMVPに選出されたジャッジは、今のソトの状況を身をもって理解している。32歳のジャッジが、FA市場で最も注目されるフリーエージェントとなるプロセスを経験したのは、わずか2年前の冬のことだった。

最終的に、ジャッジは9年総額3億6000万ドル(1ドル154円換算で約554億4000万ドル)の契約でヤンキースに戻り、チームの最高年俸選手となった。これは、1シーズンで62本塁打を放ち、チーム(およびアメリカン・リーグ)のシーズン本塁打記録を更新した直後のことだった。

一方、ソトはこれまでMLB7シーズンで、4回のオールスター出場を果たし、5回のシルバースラッガー賞、首位打者、ホームランダービー優勝を成し遂げたほか、2019年にはワシントン・ナショナルズの一員としてワールドシリーズ・リングも獲得している。

ヤンキースは、ソト獲得を狙う6チームのうちの1つだ。中でも、同じニューヨークを本拠地とするニューヨーク・メッツは億万長者のスティーブ・コーエン氏をオーナーに持ち、資金力があるため、有力候補と見られている。そのほかでは、ボストン・レッドソックス、ロサンゼルス・ドジャース、トロント・ブルージェイズ、フィラデルフィア・フィリーズが獲得競争に名乗りをあげている。

ただ、ヤンキースにも、ソトが2024年シーズンをピンストライプのユニフォームで過ごしという点で有利さはある。ソトは打率.288、出塁率.419、長打率.569、41本塁打、109打点という成績を残し、ヤンキースの2009年以来のワールドシリーズ出場に貢献した。

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原文:Why Juan Soto hasn't heard from Yankees superstar teammate this winter
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Kristie Ackert

Kristie Ackert grew up in Central New York, learning to love college basketball and football with Syracuse. A Syracuse graduate, she spent the majority of her adult life covering New York City sports, including time on both the Mets and Yankees beat for the New York Daily News. 

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。