ヤンキースのアーロン・ジャッジ、元チームメイトのフアン・ソトと交わした会話の内容を披露

ヤンキースのアーロン・ジャッジ、元チームメイトのフアン・ソトと交わした会話の内容を披露 image

ニューヨーク・ヤンキースは、2024年のワールドシリーズに出場した時よりも充実したロスターでこの春のスプリングトレーニングに臨んでいる。これは少し驚くべきことと言っていいだろう。

オフの早い段階で、強打者フアン・ソトがクロスタウン・ライバルのニューヨーク・メッツと史上最高額となる7億6500万ドル(一ドル149円換算で約1139億8500万円)の契約を結んだことで、ヤンキース打線は大きな打撃を受けた。

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しかし、チームはその後、コディ・ベリンジャー、ポール・ゴールドシュミット、デビン・ウィリアムズ、マックス・フリードを獲得し、複数鵜の補強ポイントを的確に穴埋めし、アメリカンリーグのどのチームよりも優勝の可能性を秘めたチームを作り上げた。

現在のヤンキースで最高の選手であるアーロン・ジャッジは、ヤンキースの打線がより充実したものになったと感じている

「(ラインアップの)1番から3番までのことだけを考えているわけではない」とジャッジは地元メディア『NJアドバンス・メディア』のボブ・クラピッシュ記者に語った。

「今は1番から7番まで、すべてに才能ある選手がいる」

ヤンキースはソトからの方向転換がうまくいっていることに満足しているかもしれないが、ファンの間にはまだ多少の不満がくすぶっているかもしれない。ソトのような世代を代表する才能を同じ街のライバルチームに奪われたことを気にしなくなるにはまだ時間がかかりそうだ。

ソトが移籍先を決めるまで、そして決定直後、ジャッジはソトと距離を置くことを選んだ。ジャッジは今回の取材の中でクラピッシュ氏に、ワールドシリーズでヤンキースがロサンゼルス・ドジャースに敗れた直後、ソトが携帯電話と電話番号を変えたこと、キャリアの中で最も重大な決断を下している最中なのでそっとしておいてほしいと思っていたことを明かした。

「自分もフリーエージェントを経験したので、どれほど大変なことかはよく知っている」とジャッジは語った。

「とにかく圧倒されるんだ。メディアも含め、誰も彼もが自分に近寄ってくる。だから、彼にとって厄介な存在にはなりたくなかった」

しかし、スプリングトレーニングが始まると、ジャッジはソトがメッツでの初打席にホームランを放った後でFaceTimeで連絡した。

「キャンプの様子や新しい選手たちとうまくやってるか、あっちの状況について尋ねたんだ」と、ジャッジはクラピッシュ氏に語った。

「『君は、その場に溶け込むのが一番上手い。君はここに来たときも、初日から我々の仲間だった。君はうまくやっていけるだろう』と伝えた」

ジャッジは、2025年にソト抜きでプレーしなくてはならないことにまだ失望感があることを付け加えた。しかし同時に、ヤンキースのファンなら誰もが心に留めておくべき点を強調した。

「わだかまりはない。僕らは今でも友人だ」

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原文:Yankees Aaron Judge reveals first conversation with Juan Soto after Mets decision
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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