ヤンキースのアーロン・ブーン監督、ドジャースの選手たちのトラッシュトークを許容しつつも「来年は自分たちがもう少し品のある対応を」とチクリと苦言も

ヤンキースのアーロン・ブーン監督、ドジャースの選手たちのトラッシュトークを許容しつつも「来年は自分たちがもう少し品のある対応を」とチクリと苦言も image

MLBの2025年シーズン開幕が刻一刻と近づいている。だが、2024年のワールドシリーズで対戦した両チームの間の火種はまだ消えていないかもしれない。

ニューヨーク・ヤンキースは昨年のワールドシリーズ、ヤンキースタジアムで行われた第4戦にしか勝利することができず、ドジャースの前に1勝4敗で敗れ去った。

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スプリングトレーニングの開始にあたって、ヤンキースの監督アーロン・ブーンは、オフシーズンの間のドジャースの振る舞い、特にドジャースの選手たちがヤンキースについて語ったことについてコメントした。

ワールドシリーズ後のドジャースのトラッシュとそれに対するブーンのコメント

現地12日(水)、オフシーズンの間にワールドシリーズ優勝を果たしたドジャースの選手たちによるトラッシュトークについて、ブーン監督の気に障ったかどうかを尋ねられた。

「まあ、少しはね。そんなことを言われて嬉しいことはない。だが、自分たちがシリーズで最高のプレーをできず、彼らが優勝したのは事実だ。だから、彼らには何を言ってもいい権利がある」とブーン監督は語った。

「願わくば、来年は自分たちがその立場にいて、もう少し品のある対応ができればいいと思う」

(ドジャースの優勝後のトラッシュトークを個人的に受け取ったかどうかについて質問されたアーロン・ブーンは「まあ、少しはね。願わくば、来年は自分たちがその立場にいて、もう少し品のある対応ができればいいと思う」)

そしてブーンは、ドジャースが「素晴らしいチームで、素晴らしい組織だ。大勢の素晴らしい人たちがいるのを知っているし、尊敬している」と付け加えた。

オフの間、ドジャースのリリーフ投手ジョー・ケリーは、今回のワールドシリーズが「最初からミスマッチだった」として、2024年のプレーオフ出場チームを改めて再ランクすればヤンキースは「8位か9位のプレーオフチームかもしれない」と語っていた。

また、遊撃手のミゲル・ロハスは、ヤンキースの守備は「怠慢」で「ボールをきちんと扱っていなかった」と語った。

質問に答えたブーン監督は、大谷翔平やフレディ・フリーマンといったドジャースのスター選手からは、トラッシュ・トークがほとんど聞かれていないことを指摘した。

「ワールドシリーズ優勝の酔いが覚めると、中には口数が多くなり、他の選手よりも少し派手な発言をしたがる選手がいるものだ」とブーン監督は語った。

「それは彼らの権利だ。優勝したのだから」

(ワールドシリーズ制覇後のドジャースの選手たちのトラッシュトークについて「ワールドシリーズ優勝の酔いが覚めると、中には口数が多くなり、他の選手よりも少し派手な発言をしたがる選手がいるものだ」)

このオフ、ドジャースが佐々木朗希やブレイク・スネルといった貴重な戦力を獲得し、さらに戦力を強化した一方で、ヤンキースはスター選手のフアン・ソトを失った。

ヤンキースが再びワールドシリーズに出場できるかどうかはまだわからないが、そうなれば、ドジャースを相手に戦うことになる可能性は非常に高い。

その時には、また多くのトラッシュトークが飛び交うことになりそうだ。

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原文:Cubs new trade addition breaks silence on ‘gut punch’ move by ex-team Dodgers
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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