ニューヨーク・ヤンキースは今オフ、一塁のポジションを改善する必要に迫られていた。
2024年、ヤンキースの一塁手は期待通りの結果を得られなかった。アンソニー・リゾはシーズンを通して怪我に悩まされ、代役を務めたベン・ライスとDJ・レメイヒューも期待するほどの攻撃力は発揮できなかった。
そのため、このオフにはフリーエージェント市場に目を向け、過去MVPに輝いた経験を持つポール・ゴールドシュミットを獲得した。これは素晴らしい決断だったが、1年契約しか結ぶことができなかった。
ただ、これはヤンキースがすでに将来を見据えているからのようだ。ニューヨークのスポーツ専門チャンネル『YESネットワーク』のマイケル・ケイ記者は、ヤンキースが日本プロ野球のスター選手、村上宗隆を「ぜひ獲得したい」と考えていると語った。
「チームをもっと魅力的に見せるためには、新たにクリエイティブな方法を考え出す必要があるだろう」とケイ氏は言う。
「とにかくやるしかない。ヨシノブ（山本由伸）に断られ、今度はロウキ（佐々木朗希）にも断られているのだから」
「強打者のムラカミは今年の終わりにはフリーエージェントになる。ヤンキースが彼を獲得したがっているのは分かっている。だから、ヤンキースは今、一塁手との長期契約を結ぼうとしないのだ。ヤンキースは彼を獲得できるだろうか、それとも彼は西海岸に行くことになるのだろうか？」
現在24歳の村上はNPBのヤクルト・スワローズで7シーズンを過ごし、241本塁打、670打点という素晴らしい記録を残している。メジャーリーグに挑戦するとなれば、多くの球団が狙うことは間違いない。将来を見据えてポジションを安泰にするには、村上獲得は完璧なアイデアだと思われる。
原文：Yankees ‘would love to have’ Japanese phenom replace Paul Goldschmidt
翻訳・編集：石山修二（スポーティングニュース日本版編集部）